この度、大末建設株式会社とミサワホーム株式会社が協業第一弾として取り組んだリファイニング建築※1「ASPRIME(アスプライム)千代田富士見」が、今年度のグッドデザイン賞を受賞※2しました。 リファイニング建築は一般的なリフォームやリノベーションとは異なり、内外装や設備、間取りの変更にとどまらず、建物自体の耐震性や耐用年数を大幅に向上させることで長寿命化を図る建築手法です。構造躯体を再利用することで、建替えに比べて環境負荷や建築コストを抑えることができるため、既存建築ストックを有効活用するための手法としても注目されています。グッドデザイン賞の受賞にあたっては、審査員から「このような優れたプロジェクトが先駆けとなり、既存躯体再利用の流れが加速することを期待する。」との評価を受けました。
「ASPRIME千代田富士見」は、昨年ミサワホームが取得した築36年の専門学校校舎を、リファイニング建築により賃貸住宅へと再生した物件です。既存建物の構造躯体を補強、補修して耐震性・耐久性を確保したうえで、大胆な意匠転換や用途変更、バリアフリー化、エレベーターの新設などを行いました。
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リファイニング建築では構造躯体の補強、補修を行うための幅広い構造知識や高度な施工力が必要となります。大末建設はマンションや商業施設、物流施設など多様な建築物の施工のほか、耐震改修をはじめとした豊富な大規模リニューアル工事の実績があり、そこから培ったノウハウを活かし、今回の施工を手がけました。 大末建設とミサワホームは、今年5月に締結した資本業務提携に基づき、パートナーとして知見やネットワークを補完し合いながらリフォーム事業や非住宅分野で協業を進めることで、両社のさらなる成長を目指していきます。
事業主:ミサワホーム株式会社 設計・監理:株式会社青木茂建築工房 施工:大末建設株式会社
※1:太平洋セメント株式会社、株式会社青木茂建築工房の登録商標 |