かしこい親子の楽しい間取り
東京大学のコモンズ
「コモンズ」は新しい“学び空間”として、東京大学大学院情報学環でも採用されています。
東京大学本郷キャンパスにある情報学環・福武ホールには、知識創発型ラウンジとして「学環コモンズ」が設けられています。学習・共同作業・情報収集・情報発信・交流などさまざまなコーナーから構成されるこの空間について、山内先生からお話を伺いました。
みんなで会話しながら学ぶ空間が、絶対に必要だと思っていました。
山内祐平先生
「ラーニングコモンズ」を設けるいちばんのメリットは、いつでも学びたいときに適切に学べる空間が、大学の中にできるということですね。学ぶ環境として大切なのは、本やネットといった学習資源がたくさんあること。図書館と違いグループワークやディスカッションのできる「ラーニングコモンズ」は、人も学習資源のひとつです。他の人と話をすることで情報交換が活発になり、授業の学習だけにとどまらず、学びを深めることができます。「学環コモンズ」の場合、待ち合わせの場所に使われることも多く、しぜんと学習に関する会話がはじまります。その結果、いつの間にか学生が立ち上げた研究会が増えていたり、新たなプロジェクトの基地のように使われたりしているようです。
今後求められる資質を考えると、人といっしょにモノをつくるという経験が重要になってきているにも関わらず、日本の学校教育ではそれがあまりできません。小学校ではグループワークがありますが、中学校では一人でやる勉強が増えていきます。自宅の子ども部屋も、“家の中の家”状態。学校でも家でも、一人で机に向かう勉強ではなく、しぜんと対話しながら学ぶ「コモンズ」のような空間がこれからは必要だと思います。
家の中に「コモンズ」のような空間があると、家族の本や雑誌などのリソース(資源)をきっかけに、親子の会話が広がります。たとえば、父親の本でわからないところを子どもが聞くなど、しぜんなふれあいにつながるのです。また、子どもだけでなく親が仕事をしたり、学んだりできる場所があるというのも、大きなポイントですね。「勉強しなさい」ではなく、自ら学んでいる姿を見せることは大事なことです。変化する社会に対応するには、大人も学び続けなければなりません。そういう親の姿を子どもたちが見ることで、これからの学び方を学ぶことができるのです。 子どもの発達段階は年齢により異なるため、住まいづくりでは「コモンズ」を設けながらも、子どもの年齢に合った空間をつくることが大切です。今までの、危険を回避するための子育てから、ポジティブな子育てへと変化することで、親がゆとりを持って子どもの成長を見守っていけたらいいですね。親が変わるためにも、こういう空間があるというのはいいと思います。「コモンズ」で育った子どもを見るのが、今から楽しみですね。
東京大学 学環コモンズ

東京大学 学環コモンズ

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