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interview

DIYで、おうちカフェを

DIYer
Kume Mariさん

家が楽しいと、暮らしは楽しくなる。
築47年の賃貸住宅に引っ越したことをきっかけに、
DIY生活を始めたKume Mariさん。
もともと器用ではなく、DIYも興味がなかった。
リビングダイニングを「おうちカフェ」につくり変え、
今では、住まいすべてをリノベーション。
この5年間で、どんな変化があったのか?

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  • 築47年の畳敷きの家と出会い、DIY生活が始まりました
    私が結婚を機に引っ越したのが、この築47年の賃貸住宅。新婚生活は、新しいお家のステキな暮らしをイメージしていました。しかし、玄関のドアを開けると、部屋は畳敷き。昭和の雰囲気です。あまりのギャップで気分が沈みました。1週間経っても、落ち込んでいる私を心配して、夫が「ホームセンターでも行ってみる?」とひと言。そこで古材風のクッションフロアとの出会いが待っていました。そのアンティークなテイストが家に合いそうと思い、その場で何十メートル分も購入。ふたりで持ち帰り、畳の上に敷きつめたら、部屋の雰囲気が全然違う。「これはいける」と思いました。

    間取りは変えられないけれど、部屋は変えられます
    フローリングに憧れていたのに、新居は畳の家。でも、クッションフロアのおかげで、和室がフローリングの部屋に。「間取りは変えられないけれど、お部屋は変えられる」。もともと器用ではないですし、インテリアに興味はなかったのですが、この気づきからDIY生活が始まりました。
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  • キッチンカウンターにおうちカフェ、毎日をもっと楽しく
    次に挑戦したのは、憧れのキッチンカウンターでした。真っ白なキッチンに、トマトの赤やレタスの緑、タマゴの黄色。カラフルな食材が映えるカウンターで、朝ごはんをおいしく食べたい。しかし現実は、壁際に昔ながらのキッチンがあるだけ。DIYに出会っていた私は、「なければ作ればいい」と、カウンター作りに取り掛かりました。ネジの打ち方ひとつをとっても悪戦苦闘しつつ、大工さんに手伝ってもらいながら、白いタイルを敷いたカウンターテーブルが完成。料理をする前は、この愛着のあるカウンターをピカピカに拭きます。そして、朝がスタートします。

    子どもが生まれ、おうちカフェが生まれました
    結婚して3年後に、子どもが生まれました。初めての子育てで、どんどん余裕がなくなっていくのが、自分でも手に取るようにわかりました。気分転換しようとカフェに出かけても、子どもが泣いたりして疲れてしまいます。そんな時に考えたのが、「おうちカフェ」。自分がリラックスできる時間を、積極的に作りたい。私の場合、それはスイーツと一杯のコーヒーです。白ベースで木のぬくもりがある空間に、カフェティストをプラスしていきました。大好きなグリーンでナチュラルな空間にと思い、「グリーンを飾る壁掛けのシェルフを作ろう」から始まり、雑誌を入れておくキャビネットは「上をプランターにして、ここにもグリーンを飾ろう」。「今日のメニューを書く黒板もほしい」。DIYを積み重ねて、おうちカフェは完成しました。今では息子とふたりで、休日には家族で、母や友人とくつろげる大切な空間です。
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  • 家が変わって、暮らしが変わり、私が変わりました
    DIYは、家庭での料理のように手軽な感覚だと思います。難しいモノや手の込んだモノでなくていいのです。失敗していい。使い勝手が悪いと感じたり、テイストを変えたいと思ったら、やり直せばいい。それがDIYの大きな魅力だと思います。子どもはすぐに成長しますし、必要な機能や用途は変わってきます。最初、キッチンカウンターをオープンにしていましたが、子どもが動き回るようになってからは、扉を設けました。そうやって、暮らし方を住まいに合わせるのではなく、住まいを暮らしに合わせていけばいいと思います。

    暮らしを豊かに楽しむように変化しました
    「自分でもやれるかも?」と始めたDIY。いろいろなモノを自分で作るようになりました。作ることが楽しく感じるようになりましたし、自分の手で変えたことで、この家が好きになりました。今から思えばイメージと正反対の家を選んだことが、私を変えたのだと思います。DIYを知ることになり、おうちカフェを作りました。そうすると、そこで味わう料理をおいしくしよう。彩りをきれいにしよう。料理が映えるお皿を選ぼう。そう思うようになりました。暮らしを豊かに楽しむように、変化してきたのです。
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  • 簡単に始められる、家族全員でDIY
    最近では、ネットにはいろんな道具や材料が売られています。DIYのセレクトショップや工作室を設けているホームセンターが増えています。DIYを身近なものとして、簡単に始められるようになっているのです。たとえば、壁紙は簡単なDIY。内装の上に下地を施しておけば原状回復ができるので、自分たちで部屋の雰囲気を一新できます。もし壁紙が剥がれていたら、挑戦してみてはいかがでしょう。DIYは自分でやるから楽しいもの。まずは「やればできる」という体験から、すべてが始まります。

    家族全員で楽しむDIYのススメ
    私のDIYは、パートナーの夫がいたから楽しくできました。天井のクロスを貼ったりする力仕事は、夫の担当。「この壁の色はいいね」と夫が感想を話してくれることが励みになりました。子どもは2歳ですが、ハケを持って遊んでいます。大きくなったら、一緒にDIYをしたいですね。自分の手で作ることで、モノに対する愛着は強くなりますし、モノを大事に使おうと思うようになります。それに親子で達成感を共有できますし、モノづくりそのものが貴重な体験になります。DIYで夫婦のコミュニケーションが深まりました。これからはDIYで、家族の絆を太くしていきたいですね。 
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Kume Mariさん
久米まりさん
結婚を機に専業主婦となる。原状回復ができるように、少しずつ住まいをカスタマイズしてゆく様子を綴るブログが大人気。現在はDIYを始めたい人向けのワークショップを開いたり、DIYができる賃貸住宅のモデルルームやオフィスをプロデュースするなど、活動の幅を広げている。

WEBサイト
Smile Happy SweetHome

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『Kume MariのDIYでつくる家、つくる暮らし』
『Kume MariのDIYでつくる家、つくる暮らし』
新婚で暮らし始めた築47年、間取り3Kの集合住宅。DIYで賃貸の限界に挑戦する日々を綴ったKume Mariさんのブログを書籍化。ストーリーにDIYのHOW TOまで盛り込んだ一冊。2014年9月出版(主婦の友社)



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