トップ - 暮らしのプロたち - 能浦 勇一郎さん

interview

二世帯・三世代同居で
家族全員が幸せになる!

ミサワホーム 一級建築士
能浦 勇一郎さん

ミサワホームの設計者として、
1000を超える住宅プランを作成してきた能浦勇一郎さん。
その3割弱が、二世帯同居だった。
昔の大家族とは違う、新しいカタチの同居を実感。
11年前に、自宅を二世帯住宅に建て替えて、同居をスタート。
その経験をもとに、二世帯同居の魅力を聞いた。

  • 写真2

  • 二世帯同居のスタイルは、さまざま
    二世帯同居が増えている実感はありましたね。私が担当していた神奈川エリアでは、3割弱が二世帯同居でした。しかし、二世帯同居のスタイルは多様で、「親世帯+息子世帯」といったものだけではなく、娘世帯との同居が増えてきました。また、「二世帯+未婚の兄妹」や「兄世帯+弟世帯+親」の三世帯住宅など、多世帯同居のいろいろなカタチが生まれています。

    イクジイという言葉が生まれています
    近年、共働き夫婦が増加しており、夫婦だけで子どもを育てていくのは大変です。また、親世代の平均寿命は延びており、60代でも元気。最近の60代は、気分は50代という意識だそうです。そのような状況において、二世帯同居で親世帯に子育てのサポートをしてもらう方が増えています。「イクジイ」という言葉が生まれているように、祖父が積極的に孫に関与していく姿も多く見かけるようになりました。
  • 写真3

  • わが家の祖父は家庭教師
    わが家では、祖父が子どもたちの家庭教師です。海外勤務経験を持つ父は、英語教育に熱心。週3回のインターネット英会話を予約し、子どもたちがパソコンの前で学んでいます。講座でわからないところは、父が細やかにフォローしています。毎年、夏休みの自由研究は、理系の父の指導のもとに論理的アプローチで取り組んでいて、そのせいか子どもたちは理系の勉強が好きですね。

    先日は、家族でレコード体験しました
    つい先日、公開されたSF映画が家族で話題になり、そのテーマソングのレコードがわが家の大収納空間「蔵」にあったので、レコードプレーヤーを出してきて、みんなで聴きました。子どもたちは初めて見るレコードに驚いていましたね。どういう仕組みで音が出るのかという父の解説に聞き入っていました。時には子どもたちが、戦争の頃の話など昔のことをリアリティを持って聞くことができるのも、二世帯同居ならではだと思います。

    多様な価値観を受け入れて育つ
    親世帯は、私たちとは違う歴史を生きてきており、ライフスタイルや価値観が異なります。子どもたちにとって祖父母と向き合い、その多様な価値観を受け入れていくことは、大きな財産。一緒に暮らしているので、時にはぶつかることもあります。二世帯同居は、濃厚な三世代コミュニケーションを通して、深い人間関係を築いていくもの。子どもたちにとってその経験は、これからの人生のなかで、大きな価値がありますね。
  • 写真4

  • 両親にとっても、孫は刺激的
    わが家は、子どもたちが小学校に入るころから共働きだったので、子どもたちが学校から帰ってきて過ごすのは親世帯のフロアでした。両親は孫の成長を楽しみにしてくれていました。今でも、とても仲がよく、子どもが母にLINEのお勧めスタンプを教えたりしていますね。

    将来は両親をサポートする同居に
    二世帯同居を始めて、約11年。両親には、子育てを手伝ってもらって感謝するばかりです。両親は70代になり、当たり前ですが歳をとりました。二世帯同居は、私たちも両親も安心できていいですね。今後、高齢化が進むなかで、高齢者向け施設は不足していくと予測されています。高齢になっても自宅で安心して暮らすことができるのは、お互いにとって、とてもいいことですね。
  • 写真5
  • 写真6

  • 家族にフィットする二世帯住宅を
    暮らし方や親子・兄弟姉妹の関係性は、家族によって異なるもの。注文住宅であれば、それぞれの家族にフィットする住まいのカタチが実現できます。わが家では玄関は共用で、1階は親世帯、2階は子世帯、そして両世帯からアクセスしやすい1.5階は共用のパソコンルームです。前述のインターネット英会話は1.5階で開講しています。また、それぞれの世帯に「蔵」を設けて、モノを集中して収納することで、広い居住面積を確保しました。都市部で限りある敷地を活かすためには、大きな収納空間は有効です。

    家族全員が幸せになる
    少子化対策には、二世帯同居がお勧めですね。二世帯が一緒に暮らしていれば、子どもが増えても助け合えるので「何とかなる」と思えます。家族が一緒に住むことで、効率的な暮らし方ができたり、楽しいことが増えたりします。「家族全員が幸せになる」。それがわが家の二世帯・三世代同居で叶えたいことですね。
  • 写真6

profile

能浦 勇一郎さん
能浦 勇一郎さん
ミサワホーム(株)一級建築士として11年にわたって1000件を超える注文住宅の設計に携わり、数多くの二世帯住宅を手掛けた。現在は商品開発部・施設デザイン課において、分譲住宅の企画・プランニングを行っている。

関連サイト
二世帯住宅の間取りと実例



住まい実例