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interview

家族も愛犬も
幸せに暮らせる家に

ミサワホーム総合研究所 空間デザイン研究室
長谷川 恵美さん

最近は、犬はペットというより、
大切な家族の一員という存在。
その存在が、家族の気持ちを安らかにしてくれる。
子どもに思いやりの心が育つ。
ミサワホーム総合研究所 長谷川恵美さんに
愛犬と暮らす家について聞いた。

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  • 新しい家族として迎える
    小学1年生の頃、犬(仮名:ミタロー)を飼い始めました。学校から帰るといつも、ミタローが真っ先に迎えにきてくれて、庭先で一緒に遊んでいました。兄とは歳が離れていて、近所の子どもの中では私が一番年下だったので、ミタローは弟のような存在でした。

    愛犬をきっかけに、コミュニケーションが広がる
    ミタローと散歩をしていると、「毛並みがいいね」とか「尻尾の巻き方がきれいだね」と、いろんな人たちが声をかけてくれて、それが子どもなりのご近所づきあいになっていたと思います。ミタローの存在が、私と地域の人々をつなぎ、何気ない挨拶やコミュニケーションのきっかけになっていたと思います。

    家族としてのつながり
    飼い始めてから1年ほどして、ミタローが逃げ出してしまったことがありました。家族みんなで探したのですが、その日は見つからず、晩ごはんの食卓はとても重い空気に。翌日、兄が見つけて連れ帰ると、前日とは一転して、家の中に光が射したようにぱぁっと明るい雰囲気になりました。子ども心にも、ミタローが家族にとって大切な一員になっていたと強く感じたことを覚えています。
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  • 愛犬と暮らすことが癒しに
    家に帰ったとき、愛犬が走ってきて玄関で迎えてくれると、それだけでうれしくなります。アニマルセラピーに見られるように、喜怒哀楽を分かち合える愛犬の存在は癒しを与えてくれます。その活き活きとした姿を見ているだけで、元気になります。

    子どもの思いやりを育む
    鳥インフルエンザの流行の影響から、ニワトリなどの小動物を飼育する小学校が減っている、という話があります。ただ、子どもにとって言葉の伝わらない生き物の世話を通して、学ぶことがたくさんあります。言葉が伝わらない相手にどうやって向き合っていくのか、気持ちを思いやる心が育ちます。犬や猫のような生き物とのふれ合いを経験している方が、感性が豊かになると思います。
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  • 家族にも愛犬にも、快適な家に
    風通しや日当りなど、自然の力を上手にとり入れた微気候デザインの家は、犬や猫にとっても心地のいい家。ペットを家族の一員として迎え入れやすくなります。また地震などで家具が倒れたり、モノが落ちてこないように、造り付け家具や収納扉に耐震ラッチをつけておくといった安全対策をしておくと、安全・安心というだけでなく、ペットとの共生という点でもメリットがあります。

    自然換気でニオイ対策
    具体的な工夫で言えば、空気の流れを利用した自然換気は、ニオイ対策に大きな役目を果たします。アンモニアなどのニオイは、温められた空気と一緒に上昇するので、トップライトをつくって空気を外へ逃すと、ニオイがこもりにくくなります。加えて、部屋の中で面積の大きい天井に消臭クロスを使えば、ニオイ対策の相乗効果が得られます。傷がつきやすい壁面には、耐傷性の高いクロスを使用することをおすすめしています。

    愛犬が歩きやすい床
    床は犬種にかかわらず、滑りにくさやクッション性がポイントです。フローリングでもツルツルしたものではなく、表面に凸凹があるものを選んでおいたほうが愛犬には安心です。タイルカーペットは滑りにくく、汚れた部分だけを張り替えたりできるというメリットもあります。また、凸凹の少ない家具レイアウトなど、掃除がしやすい工夫をしておくと、日頃の家事も楽になりますし、ニオイ対策にもつながります。他にも、玄関周りの収納を充実させるなど、愛犬と暮らすために考えておくことはたくさんあります。

    「犬と暮らす家」サイトについて
    ミサワホームのホームページ「犬と暮らす家」では、場所やテーマごとに愛犬と上手に暮らすためのノウハウや実例を紹介しています。家を建てたことをきっかけに、犬や猫を飼い始めたという方が多いと聞きます。今は飼っていなくても、いつか犬や猫と暮らすことも考えているのであれば、新築時に家族にも愛犬にも暮らしやすい家にしておくと、いざ飼い始めた時にトラブルも少なく、ストレスが減ると思います。サイトでは犬種や体高別に飼い主の方の生の声も紹介しているので、ぜひご覧いただきたいと思います。


    撮影:ハウジングワールド立川 No.34 ミサワホーム立川展示場 GENIUS UD「蔵のある家」
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長谷川恵美さん
長谷川恵美さん
ミサワホーム総合研究所 デザインセンター 空間デザイン研究室 主任研究員。ミサワホーム(株)入社後、企画住宅の設計に携わる。育休から復職後、ペット共生の研究開発を経て現職。保育園設計などを担当。一級建築士のほか、保育士の資格をもつ。

関連サイト
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