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「制震装置」性能確認実験
(2005年5月〜6月)
ミサワホームは、住友ゴム工業株式会社と「高減衰ゴム」を使用した制震装置を共同 開発。その技術を応用し、さらに性能確認実験を重ね、木造軸組工法専用「MGEO-N」を開発しました。テコの原理を応用して、センターパネルが地震エネ ルギーを効果的に制震ダンパーへ伝達。「高減衰ゴム」が地震エネルギーを熱エネルギーに変換・吸収し、揺れを抑える仕組みです。高い耐震性能を実現した 「MJ Wood」に、「MGEO-N」をプラスすることで、大地震に対して安心な住まいとなります。
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建物から「サイドパネル」にかかった地震エネルギーを「センターパネル」に伝える。
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テコの原理を応用して、変位拡大機構が地震エネルギーを効果的に「制震ダンパー」へ伝える。
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ダンパー部の「高減衰ゴム」が伸縮し、地震エネルギーを熱エネルギーに変換・吸収して揺れを制御する。

建物の振れ幅を最大1/2に軽減
制震装置「MGEO-N」は、地盤や敷地条件に幅広く対応でき、多雪地域でも施工 が可能です。延床面積70m²〜200m²未満の建物であれば、1階の内壁部分の東西方向に1基、南北方向に1基、合計2基を設置。建物1階上部の振れ幅 を、最大1/2に軽減できる強さを発揮します。建物自体の揺れも早く収まるため、建物の損傷が少なくてすみ、震災後にかかってくるさまざまな建物の補修費 を、最小限に抑えることができます。また、地震の脅威は一度だけとは限りません。「MGEO-N」の制震装置は、地震の揺れに対して繰り返し効果を持続で きる耐久性と耐候性を備えています。さらに、発生頻度の高い中小地震はもちろん、大型台風に対しても強い減衰効果を発揮します。

「MGEO-N」の制震ダンパーには、住友ゴム工業株式会社が培ってきたレー シングタイヤの開発技術を応用して開発された2枚の「高減衰ゴム」を使用。3枚の鋼板にはさまれる形で制震ダンパーにセットされています。高減衰ゴムに加 わった変形を熱エネルギーに変換することで、震動を吸収。壁の内部に組み込まれるため、温度変化や紫外線の影響をほとんど受けません。劣化促進実験※で は、約100年相当の高い耐久性を確認。引っ張り伸びは通常の約2倍で、伸びてもすぐ元の位置に戻ります。繰り返し襲う大地震に、いつまでも変わらない性 能を発揮し続けます。
※住友ゴム工業(株)の実験による
高減衰ゴムが地震エネルギーを熱に変換している様子。10回の振幅で約4.8度上昇
制震ダンパー
高減衰ゴムの引っ張り。伸びは通常の約2倍
高減衰ゴムは全国の斜張橋でも採用されています
(写真は北海道江別市・美原大橋)
高減衰ゴムと一般のゴムでつくられたゴム板の上からボールを落としてみると、一般 のゴム板ではボールが勢いよく弾んだのに対し、高減衰ゴムではほとんど弾みません。これは高減衰ゴムが、ボールの自然落下する運動エネルギーを熱に変えて 発散し、衝撃を吸収してしまうためです。