皆様からいただいた、ご質問にお答えしています。庭づくりの参考にお役立てください。


実際に植物を植える時のコツや、管理の方法、素朴な疑問

桃の木の剪定方法と時期を教えてください。

現在のお客様のお持ちの桃の木がどのくらい、どのように生長したものなのかによっても、多少剪定の方法が変わってきます。ここでは、苗木を購入してから数年をかけて仕立てていく方法をご紹介しますので、参考にしてみて下さい。

果樹はたいてい数年をかけて、だんだんに形をつくっていきます。桃も苗木の状態から3年くらいでだいたいの樹形をつくり、4年目くらいから実を楽しむ事のできるようになります。

桃は、基本的に主幹形仕立てに仕上げます。主幹形仕立てとは、主幹は一本で、その周囲に枝のあるような円錐形に仕立てることを言います。お庭で果樹を楽しむ場合には、小柄に育てやすくするために、このような仕立て方を多くします。基本的に桃は枝が横へと広がっていきます。苗木で購入された場合は、あまり高くならないように、植え付け直後に地面から80〜90センチの高さあたりに切りつめます。剪定や切りつめ作業は、冬の12月下旬から1月の間に行うとよいでしょう。

翌年の冬には、主幹の下の方にたくさんでている枝を切りつめます。これは、主幹を立てる為に行います。また、上部分に伸びた枝に関しては、新梢の3分の1ほどを新芽の伸びていく方向を見極めながら切りつめていきます。

その翌年の冬もやはりその年に伸びた新梢の3分の1程を切りつめて、樹形全体を整えます。その後は、全体の樹形を見ながら樹形を整えていきますが、目的の高さにまで成長しましたら、そこで、芯を止めます。


キウイフルーツの収穫が終わり、冬前に枝の剪定を行いたいのですが枝の剪定を教えてください。

冬場の剪定作業は、葉が落ちて枝のみになったときに行います。今年実を付けた枝は、その枝先に向かって、しっかりとした芽を4〜5芽残したあたりで切りつめます。翌年、この残した芽から実を付ける枝が出てきます。
キウイはツルが互いに巻きあうので、枝が込み合うと、風通しが悪くなり病害虫に犯されやすくなります。また、手入れもしにくくなりますので、冬の剪定はとても重要な作業です。
冬場の管理として、さらに挙げるとすれば、施肥作業があります。剪定をした時に、根元から50センチ以上離したあたりに配合肥料を施します。(肥料のあげすぎには注意しましょう)
その他の時期に剪定をするとすれば、夏期に実がつきすぎた場合などに摘果したり、込みすぎた枝を間引いたりしてあげるとより良いでしょう。


雨が多いとプランターの下から、かなり多くの土が流れてしまうのですが、あまり気にせずほっておいたほうが良いのでしょうか?それとも何かよい方法があるのでしょうか。

鉢植えを作る時、鉢底に、排水や鉢底から土の流失を避ける為にも、排水層を作る必要がありますが、たぶんお客様の場合、その鉢底の処理がされていないか、排水層があるとしても、排水の為の砂利が荒すぎる可能性があります。
通常の場合でも多少の土は流れだしますが、処理をしていれば、お話のようにそんなにたくさんの土が流れ出す事はありません。土があまり流れ出しすぎると、鉢内の土も減りますし、根が見えて植物にとってもあまり良い状況とは言えません。また、設置場所にもよりますが、ベランダに置いているのであれば、ベランダ自体の排水にも悪影響を及ぼします。できればもう一度、その鉢植えを植え替えてあげると良いかと思います。

方法は、まず鉢底に鉢底用ネットを切ったものを敷きます。もしそれがなければ、何かそれに変わる編み目状のものを敷きます。次に排水層を作ります。できれば多孔質の軽石、もしくは排水用に売られている石、または、砂利でもよいでしょう。砂利を敷く時は、石の大きさは1センチ前後が最適です。大粒のものですと、また土が流れ出す心配があります。排水層は、お持ちの鉢の大きさにもよりますが、底の網が見えなくなる程度の厚みは必要です。(高さ20センチぐらいの大きさの鉢に対して厚み3センチを目安にして下さい)
最後に土を少々入れ、植物を置き、さらに土を入れれば完了です。

この植え替え作業をしてあげれば、雨の日に大量に土が流れ出す事もなくなるでしょう。


芝生を植えたいのですが、12月という寒い時期でもよいのですか? 
植えるところは、玄関の前の狭いスペースですが北側にあたるため、
冬はほとんど直射日光に当たることはありません。

芝生は基本的に冬の時期に張るのは避けた方が良いでしょう。

お住まいが大阪という事であれば、コウライシバもしくはヒメコウライシバ等の暖地型芝をはるようになるかと思いますが、根付くまでには、成長の早い時期でも約1ヶ月はかかります。
冬季は、根つきが悪いばかりでなく、霜によって芝がもちあげられてしまうため、根付けずに枯れてしまう可能性が非常に高いです。
また、芝生は基本的に、日光の非常に良く当たる場所でないと、枯れてしまいます。実際の現場を拝見していませんので、はっきりとした事は言いかねますが、北側で日光があまり当たらない場所ですと、芝生が根付いたとしても、残念ですが、枯れてしまうことになってしまいます。

もし、あまり日の当たらない場所で、グランドカバーをお探しであれば、緑の濃い植物で、日陰にも耐えるタマリュウノヒゲを植えられてはいかがでしょうか。


生け垣にプリペットを植えています。昨年から葉っぱにたくさんの穴があいてきました。害虫のせいかと思い、薬をまくのですがなかなかなおりません。病気なのでしょうか?それとも栄養不足なのでしょうか?
2年前に生け垣の根本をブロックで固定(プランター状態)したのですが、それで根が張りすぎて酸欠状態になっているのでしょうか?今年は葉も黄色くなって落ち、すけすけ状態です。
よい手入れの方法を教えてください。お願いします。

実際に現状をみておりませんので、あまりはっきりとした事は申し上げられませんが、葉に無数の穴が開くという事は、恐らく害虫のせいと思われます。
葉にいったん穴が開くと、その葉が新たな新芽と交換するまでは、そのままの状態となります。殺虫剤は、その時ついている害虫を死滅する事ができても、その後につく害虫の予防にはなりません。そのため、虫を見つけ次第、殺虫剤をまかなければ、意味がないのです。プリベットは、比較的虫の付きやすい樹種ですので、こまめな殺虫剤散布が必要です。ただし今の時期は、虫も休眠期になりますので、4月以降の散布でいいでしょう。

ご心配の酸欠についてですが、この手の常緑樹は、(プリベットは半常緑とも言われます)落葉期に葉がすべては落ちなくても、多少黄色くなって落ちます。
また、強い寒さにあたると葉が多く落ちる事もあります。しかし、葉が落ちすぎるという事であれば、異常なのかもしれません。ご心配なさっている酸欠や栄養不足だとしたら、今後、元気がなくなり、枯れるといった症状が現れるでしょう。「今後の手入れ」によっては、樹勢が回復するかもしれませんので後述の「今後の手入れ」を参考にして下さい。
また、プリベットは、成長の早い樹種でもありますので、
来年の新芽が固まった6月頃に刈り込みをして、たくさんの新芽をつかせるとよいでしょう。しかし、密になりやすいので、5年に一回くらいは、込み入った奥の方の枝も、空かない程度に間引いてあげてください。奥の方まで日が入らないと、病気にもなりやすく、木にとってあまりよい状態ではありません。

2年前にブロックを入れてプランター状にしたということですが、水抜きの余地は残してあるでしょうか。水のたまりやすい状況を持続すると、根腐れの原因にもなります。いずれにしましても、実際に拝見しておりませんので、正確なことは申し上げられませんが、根詰まりによって葉が落ちている状況も考えられますので、「今後の手入れ」の根詰まり用の対処方法もご参考にして下さい。

【今後の手入れ】
今年の冬は施肥をして様子をみつつ、もし根がまわってぎゅうぎゅうのようであれば、春の根が張り出す時期に、できるだけ幹から遠い部分にスコップを使って、根に切り目を入れてあげます。新芽が固まる頃には、刈り込みをして、日が多少奥まで届くようにしてあげ、虫を見つけ次第、殺虫剤を蒔いて除去するとよいでしょう。暑さも落ちついて土用芽の伸びる頃には、それをまびいてあげましょう。



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