生態系を破壊する伐採、保護価値の高い森林を破壊する伐採が行なわれている木材の使用を排除します。
野生動植物保護のために制定されているワシントン条約に基づき絶滅危惧種の使用を排除します。
森林供給源まで遡った出所が特定できる木材を調達します。
森林供給源が明らかで、伐採権が確認された木材を調達します。
FSC、PEFC、SGEC、LEIまたは同等の森林認証製品を調達します。
上記森林認証を目指す過程にある仕入先から調達します。
森林認証を受けた区画での伐採 |
ミサワホームは1995年に北米材から、計画植林・伐採可能な北欧材への切り替えのため、フィンランドに製材工場を建設しました。樹木の生長に合わせ、計画的な間伐を行ない、森と自然を守りながら原木を調達しています。
PEFC- CoC 認証のフィンランド工場 |
フィンランド工場では、1本の丸太から製材するだけでなく、樹皮を隣接する火力発電所の燃料にするなど、100%の有効利用をしています。これらの取り組みも評価され、フィンランド工場は所在するミッケリ市の2018年企業賞を受賞しました。
ミサワホームの木質系工業化住宅には、強度に優れた木質パネル接着工法を採用しています。その構造体となる木質パネルはすべて、全国に6カ所存在するミサワホーム工場で厳格な品質管理体制のもと、生産されています。
構造体である木質パネルは工場から100%出荷されるため、施工現場で資材を調達することはありません。施工現場では工業化された部材を組み立てるので、天候や作業者の技量に左右される可能性が少なくなります。
木材の調達方針を進めるために、木質系住宅の構造材を対象とし、3段階のレベルで目標を設定しています。2010年度までに木材の供給源を100%特定し、2011年度までに木材の伐採権を100%特定し、2014年度までに認証材(認証過程材を含む)の使用を70%にすることを目標とし行動計画を策定しましたが、木材の供給源と木材の伐採権は2010年度100%を達成し2014年度まで維持しました。認証材の使用については、2011年度に82%となり当初の目標を達成した為、目標値を85%に上方修正し、2014年度85%となり、目標を達成しました。
木材の生産から販売まで、製品の履歴をたどって、原産地となる森林を把握し、出所を明らかにします。
Step1で把握した原産地の森林について、ひとつひとつ“森林管理の適切性”をチェックします。WWFが企業などと検討を重ね作成した12の基準に則して行われます。この基準は、経済・環境・社会の各側面についてバランスのとれた配慮を目指したものです。
トレーサビリティ
生産・加工・流通から最終消費段階まで、追跡確認ができる状態であること。 PEFC
(Programme for the Endorsement of Forest Certification schemes) 第三者による認証の実施を通して、持続可能な森林管理の促進を目指すことを目的に設立された非営利団体。ミサワホーム・フィンランド工場は加工・流通の「CoC認証」を取得しています。 CoC認証
CoC(Chain of Custody)認証は、森林材を利用した製品(認証製品)に、認証された森林の伐採材が一定基準以上使用されていることを証明する認証制度。認証材とそうでない木材の分別管理ができているかどうかを証明します。 |