ミサワホーム株式会社(代表取締役社長執行役員 竹中宣雄)が、J-クレジット制度に基づくCO2排出削減プロジェクトとして運営する「ECOになる家の会」は、9月30日付けでJ-クレジット認証を取得しました。この認証分をミサワホームが全量買い取り、「ECOになる家の会」は、その収益を環境・社会貢献活動などに活用する予定です。 ミサワホームは、一般家庭での太陽光発電によるCO2排出削減効果を活かす全国初の仕組みとして、2009年に、ミサワホームにお住まいのオーナーを会員とする「ECOになる家の会」を設立しました。「ECOになる家の会」はオーナー宅のCO2排出削減量をバンドリング(取りまとめ)して排出権(クレジット)化する取り組みで、2015年3月末時点で会員数は5,258組となっています。
今回認証を取得したJ-クレジットは、省エネルギー機器の導入や森林経営などの取り組みによる、CO2などの温室効果ガスの排出削減量や吸収量を「クレジット」として国が認証するもので、中小企業における温室効果ガスの排出削減対策の推進を目的に始まった国内クレジット制度と、カーボン・オフセットの仕組みを活用して温室効果ガスの排出削減・吸収量を認証するオフセット・クレジット(J-VER)制度を発展的に統合し、2013年にスタートしました。
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「ECOになる家の会」は、この統合を機に国内クレジット制度からJ-クレジット制度に移行しており、2014年度のCO2排出削減分として今年の9月30日に開催された認証委員会において、3,625t-CO2が認証されました。これは約25万本の杉の木※を植林することによるCO2削減効果に相当します。なお、当会は今回認証されたJ-クレジットについても全量をミサワホームに売却し、その収益は環境・社会貢献活動などの支援に活用する予定です。 ミサワホームは、工場での生産や部材輸送、現場施工の各段階だけでなく、省エネルギー住宅や創エネルギー設備の普及促進による居住(使用)段階でのCO2排出削減にも努めることで、住宅のライフサイクル全般に配慮した環境保全活動に一層貢献することで、低炭素社会の実現に取り組みます。 ※杉の木換算(年間CO2吸収量):平均数約14kg/本(出典:地球温暖化防止のための緑の吸収源対策 環境省/林野庁) |