ミサワホームグループの社員である岡本裕司が、第58次日本南極地域観測隊員に選任されました。今月から大学共同利用機関法人情報・システム研究機構国立極地研究所(以下、極地研究所)の所員として活動し、11月に南極昭和基地に向けて出発します。今回の選任により当社グループからの日本南極地域観測隊への参加隊員数は延べ18名、第50次から9期連続の参加となります。 南極地域観測は、南極条約に基づき、国際協力のもと国が実施する事業の一つです。1957年以来、半世紀以上にわたって実施され、超高層物理学、気象学、雪氷学、生物学など広範囲の分野で研究活動が続けられています。観測隊は夏隊と越冬隊に分かれ、それぞれが研究観測や定常観測などを担当する「観測系」隊員と基地の設備や生活の維持を担当する「設営系」隊員で構成されています。限られた人数で観測から日常生活までを分担するため、隊員はいずれも各分野の専門家であることが求められます。 このたび当社グループから選任された岡本は、設営系の越冬隊員として、昨年受注した「基本観測棟」の組立をはじめ、居住棟などの建物のメンテナンスを実施する予定です。 |
同観測隊は11月下旬に日本を出発し、オーストラリアのフリーマントルで南極観測船「しらせ」に乗船後、昭和基地に向かいます。越冬隊員の岡本は現在活動中の第57次越冬隊と業務を交代して活動し、2018年春に帰国予定です。現在当社グループからは、福田真人が第57次越冬隊員として参加しているため、今年12月下旬から来年2月中旬まで当社グループからの出向社員2名が昭和基地にて、共同で活動することになります。 ミサワホームは今後も、専門技術を有する社員の派遣などを通じて、南極の観測活動に協力していきます。今回観測隊員に選ばれた岡本には当社グループの代表として、また南極地域観測におけるナショナルチームの一員としての誇りを持って無事に任務を遂行してくれることを期待しています。 |