本文へジャンプ
MISAWA
閉じる

2016年7月13日

当社グループ社員が

日本接着学会「技術賞」を受賞


当社独自の木質パネルを短時間で接着させるシステムの開発・実用化が評価
世界初、木質系住宅用の構造部材をハネムーン型接着剤で接着するシステム
住宅メーカー社員として初めての「技術賞」受賞

ミサワホームグループで住まいに関する研究開発及び調査を手がける株式会社ミサワホーム総合研究所(本社 東京都杉並区/代表取締役社長 佐藤春夫)の主幹研究員である関口洋嗣が、一般社団法人日本接着学会(事務局 大阪府大阪市浪速区/会長 中壽賀章)より「技術賞」を受賞しました。当社の木質系住宅の構造部材である木質パネルを短時間で接着させるシステムを開発・実用化したことが評価されたもので、住宅メーカー社員として初の「技術賞」受賞となりました

ミサワホームが考案した木質パネルは、格子状に組んだ枠組材に構造用合板を接着接合し、パネル全体を一体化することによってその強度を向上させている点が特長の一つです。さらに、強い接着力を持つ独自の構造用接着剤を使用することで高い構造耐力と耐久性を実現しており、過去に幾多の大地震に見舞われながらも建物の倒壊はありませんでした。木質パネルは高品質で安定した性能を実現するため、すべて工場の専用ラインで生産しています。   

今回「技術賞」の対象となったシステムは、接着時間短縮により木質パネルの生産性を向上させることを目的に1989年に導入したものです。導入当時、木質パネルは同一パネルを同時に大量生産するロット生産方式を採用していましたが、自由設計住宅への顧客ニーズの高まりに対応するため、異種パネルを邸別に連続生産する邸別生産方式への切り替えを進めていました。その際、生産工程上のボトルネックが接着時間であったことから、ミサワホームは世界で初めて、2つの液が接触・反応することで短時間に硬化するハネムーン型接着剤を木質構造部材に採用。当初10分かかっていた接着時間を25秒にまで大幅に短縮しました。また、初期接着強度を高めたことで後工程への移行も早まり、生産ラインの集約などとあいまって、木質パネルの生産性はシステム導入時に比べて格段に向上しました。

ミサワホームグループは今回の「技術賞」受賞を契機に、さらに安全・安心、高品質な住まいを実現するための改善活動に取り組んでいく考えです。


詳細はこちら (PDF229KB)
 

*この件に関するお問い合わせ先

ミサワホーム株式会社
経営企画部 コーポレートコミュニケーション課 中田義規 宮田智

TEL03-3349-8088 FAX03-5381-7838
E-mail:Satoshi_Miyata@home.misawa.co.jp

※掲載内容は、発表時点のものであり、現在と異なる場合がありますのでご了承ください。
Copyright © MISAWA HOMES CO., LTD. All Rights Reserved.