ミサワホーム株式会社(代表取締役社長執行役員 竹中宣雄)は、戸建住宅及び賃貸住宅向けに展開している鉄骨ユニット工法「HYBRID(ハイブリッド)」で、過去最大規模の105ユニットを使用した「駒澤大学陸上競技部学生寮」を建築し、このほど竣工しました。
現在、ミサワホームは中期経営計画において事業の多角化を推進しており、戸建住宅事業にとどまらず、事業領域を「住生活全般」に拡大することで住まいに関する全ての提案ができる企業を目指しています。重点事業の一つである資産活用事業では、土地オーナーの要望や建築地の条件などに応じて商業施設や医療介護施設、保育施設といったさまざまな建物の建設を手掛けており、採用する構造・工法も多岐にわたっています。
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「HYBRID」は、鉄骨の柱と梁を剛接合する「鉄骨ラーメン構造」で製造するユニットに外壁やサッシ、電気配線などをあらかじめ組み込んだ状態で建築現場へ運び、クレーンで吊って組み立てる「ユニット工法」です。ミサワホームは、同工法を1981年から戸建住宅や賃貸住宅向けに採用しています。徹底した品質管理体制のもと、ユニット・外壁の製造から外部備品の取り付けまで一貫して工場で手掛ける「高度工業化住宅」のため、高精度・高品質に加えて建築現場の省力化や工期の短縮も可能です。外壁には、耐久性・耐火性・遮音性などに優れ、陰影のある重厚な質感を持つ独自開発のセラミック外壁「PALC(パルク)」を採用しています。 ミサワホームでは資産活用事業の拡大に向けて、これらの特長を持つ「HYBRID」を学生寮や社宅といった比較的大規模な建築物向けにも提案しています。今回は、品質の高さや短工期、住宅メーカーならではの保証体制などが評価されて採用にいたりました。なお、一般的な戸建住宅を「HYBRID」で建築する場合は1棟につき10ユニット程度を使用しますが、今回の学生寮は戸建住宅10棟分に相当する105ユニットを使用しています。 ミサワホームは、短工期・高コストパフォーマンスを実現する鉄骨ユニット工法「HYBRID」を採用した提案を積極的に展開することによって、今後も資産活用事業の拡大を図っていく考えです。 |