ミサワホーム株式会社(代表取締役社長執行役員 竹中宣雄)は、木質系工業化住宅の最上位ブランド「CENTURY(センチュリー)」において、新構法「センチュリーモノコック」を採用することで、大開口設計としながらもZEH断熱基準を大幅に上回る断熱性能を実現する「CENTURY Primore(センチュリー プリモア)」を開発、創立50周年記念商品として4月22日(土)に全国(北海道・沖縄県を除く)で発売します。 ミサワホームの木質系工業化住宅に使われる「木質パネル接着工法」は、南極昭和基地の建物にも採用される高い断熱性・気密性・耐風性や、創業以来地震による倒壊ゼロ※1の実績に裏付けられた耐震性の高さなどが特長です。同工法では通常90mm厚の木質パネルを使用しますが、今回、南極昭和基地の居住棟にも用いられている120mm厚の壁パネルを採用し、さらに高耐力仕様を追加することで住まいの基本性能を向上させた新構法「センチュリーモノコック」を開発。今回の新商品「CENTURY Primore」に採用しました。 「CENTURY Primore」では、「快適」「安全」「健康」をテーマにそれぞれで高いレベルの暮らしを提案します。 ■快適
高い構造強度と断熱性を誇るセンチュリーモノコックにより、最大約5.4m幅の大開口や約3mの高天井を実現しながらも、住宅の断熱性能を表すUA値は0.50以下を容易に達成可能で、これは4地域以南でのZEH断熱基準0.60を大きく上回る水準です。また、当社の平均的なZEH仕様の住宅に比べ開口比率を2倍にした場合でもUA値0.60を確保できる性能のため、開放感や設計自由度が大幅に向上しました。さらに微気候デザインを採用し、春や秋には冷暖房機器を極力使用せず、自然の光や風を上手に取り入れて心地よく暮らせるよう工夫しています。
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■安全
120mm厚の木質パネルや高耐力の接合技術を用いた強固な構造体により、耐震性能は当社通常仕様の約1.3倍に向上しています。住宅性能表示制度における最高等級の耐震性能を有しながら、約5.4m幅の大開口や約3mの高天井など広々とした大空間設計が可能で、暮らし方や家族構成の変化への対応が容易なプランニングができるため、資産価値を維持しやすく将来の住み替えの際などにも安心です。なお、ミサワホームの住宅は、建物の構造躯体と内装・設備を分けて住まいの価値を正しく評価する「スムストック査定」にも対応しています。 ■健康 「CENTURY Primore」では、昼間の日射や暖房による熱を蓄えて夜間に放出する「蓄熱床」を新たに採用。「蓄熱仕様」のLDKでは、冬季の早朝でも、住宅建築基準が厳しい英国で定められている※2最低推奨室温の18℃を保持可能※3で、ヒートショックのリスクを低減します。また、室内空気質の改善にも取り組んでおり、壁や天井に化学物質を吸収・分解する高機能石膏ボードを採用することで化学物質※4の室内濃度が厚生労働省指針値の1/3以下になることを実証しました※5。さらに、室内の熱中症リスクをお知らせする機能や、外出先からエアコンを遠隔操作する機能などを持つ、IoTを活用したライフサービス「LinkGates(リンクゲイツ)」も開発・搭載し、健康な生活をサポートします。 ミサワホームは、「CENTURY Primore」を快適・安全・健康に配慮した“未来基準”の住宅と位置づけ、100年先も住み継がれる住まいとして提案していく考えです。 ※1:地盤に起因する被害、地震に伴う津波や火災による被害は除く ※2:英国保健省イングランド公衆衛生庁「イングランド防寒計画(Cold Weather Plan for England)2015.10」 ※3:気象条件:東京/計算モデル:当社モデルプランにて算出/暖房時間:7〜14時、16〜24時/内部発熱:住宅事業建築主の判断基準に基づく/評価対象室温:月別日最低室温平均値(朝7時起床時の室温) ※4:ホルムアルデヒド、トルエン、キシレン、スチレン、エチルベンゼンの5物質 ※5:2016年度、実物件における測定にて実証。諸条件により異なるため保証値ではありません。 |