ミサワホーム株式会社(代表取締役社長執行役員 竹中宣雄)と、株式会社ミサワホーム総合研究所(代表取締役社長 内田和明)は、アルミ素材のルーバー表面に水を流し、蒸散冷却効果によってルーバーそのものの温度を下げることで風下側に涼風を生成するエクステリアアイテム「ドリップルーバー」を製品化、7月3日(月)に全国(沖縄県を除く)で発売します。
ミサワホームは伝統的な生活の知恵と現代の先進テクノロジーとを融合させ、夏も冬も快適に過ごせる住まいの設計手法「微気候デザイン」を住まいづくりに採用しています。その一環として、親水性・吸水性塗膜によってルーバー全面に水を行き渡らせることで高い打ち水効果を発揮するエクステリアアイテム「クールルーバー」を独自開発し、「涼を呼ぶまちづくり」をコンセプトに据えたミサワホームのスマートシティ「エムスマートシティ熊谷」(埼玉県熊谷市)などで採用しています。実際にクールルーバー近くの気温を測定したところ、夏の晴れた日には外気温に対して平均で1℃、最大で3℃低下することを確認しました※。
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今回発売する「ドリップルーバー」は、クールルーバーと同程度の高い打ち水効果を維持しながらも、ルーバー形状の工夫などで価格を抑えたエクステリアアイテムです。ルーバー表面を水が滴り、パンチング部分に滞留することで長く蒸散冷却効果が続くうえ、上段から次々に水が滴り落ちる様子は視覚的にも涼やかです。立体的なパンチング形状は風を和らげる効果のほか、目隠し効果も期待できます。今年2月に東京ビッグサイトで開催されたホテル・旅館・温泉・外食業界の関係者が来場するアジア最大級のビジネストレードショーである「第45回 国際ホテル・レストラン・ショー」に出展したところ200組を超える来場があったことを踏まえ、住宅に限らず公共施設や商業施設、ホテル、飲食店などでの採用を見込んでいます。 ※2016年8月15日(晴天)、ルーバー中央高さ、日陰・風下側近傍で測定 |