ミサワホームグループの社員である佐藤啓之、後閑洋希、坂下大輔の3名が、第59次日本南極地域観測隊員に選任されました。3名は大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立極地研究所（以下、極地研究所）の所員として、11月上旬に南極昭和基地に向けて出発します。今回の選任により当社グループからの日本南極地域観測隊への参加隊員数は延べ21名、第50次から10期連続の参加となります。

南極地域観測は、南極条約に基づき、国際協力のもと国が実施する事業の一つです。超高層物理学、気象学、雪氷学、生物学、地学など広範囲の分野で研究活動が続けられており、今年1月には南極昭和基地開設60周年を迎えました。観測隊は研究観測や定常観測などを担当する「観測系」隊員と基地の設備や生活の維持を担当する「設営系」隊員で構成されています。限られた人数で観測から日常生活までを分担するため、隊員はいずれも各分野の専門家であることが求められます。

このたび当社グループから第59次南極地域観測越冬隊に佐藤啓之、同夏隊に後閑洋希と坂下大輔がそれぞれ設営系隊員として選任されました。坂下は第51・52次夏隊、第55次越冬隊としても南極で活動しており、今回が4度目の参加となります。3名は、一昨年ミサワホームが受注し、建設を進めている「基本観測棟」の組立の最終工程と室内の造作を担当し、建物を完成させる予定です。また、居住棟など既存の建物のメンテナンスも実施します。