ミサワホームグループの介護事業者である株式会社マザアス(本社 東京都新宿区/代表取締役社長 吉田肇)は、在宅ホスピスのノウハウを持つエムスリーナースサポート株式会社(本社 東京都中央区/代表取締役社長 吉田豊美)と連携し、末期がんや難病などを患う方を対象とする施設「在宅ホスピス南柏」を9月に開設します。 病気を患う方が最期まで自分らしく生きるための多面的なサポートをする「ホスピス」は、現在、全国378施設※で取り組まれており、そのほとんどは「ホスピス病棟」と呼ばれる病院併設型の医療施設です。自宅で個別にホスピスを受けたいというニーズも一定数あるものの、24時間体制での付き添いなど介護側の負担が大きいことや、医師や看護師、介護士といった専門家によるサポート体制が構築しにくく、容態が急変した場合の対応に不安があるなどの理由で実現が難しいのが現状です。
「在宅ホスピス南柏」は、在宅介護支援拠点である「マザアスケアセンター南柏」の2階、3階を利用して取り組む在宅型のホスピス(住宅型有料老人ホーム)です。20年を超える介護付有料老人ホームの運営を通じて看取りまで含めた豊富な介護ノウハウを持つマザアスが、終末期を在宅で過ごすためのケアや医療処置の実績を持つエムスリーナースサポートと連携して運営します。在宅型でありながら看護師と介護士が24時間対応するほか、周辺の医療機関と緊密な連携を取ることでお住まいの方の生活全般をサポートすることが可能です。
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マザアスは、千葉県柏エリアにおいて介護付有料老人ホームのほかグループホームやサービス付き高齢者向け住宅、小規模多機能型居宅介護、訪問介護などさまざまな施設や介護サービスを運営し、これまでも多様な状況に応じた介護支援に取り組んできました。これに加えて周辺の医療機関との協力体制構築により、最期まで住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けるための地域包括ケアの実現を目指しています。今回の「在宅ホスピス南柏」の開設で、より多様な高齢者のニーズへの対応が可能になり、これまで以上の地域貢献を目指します。 ミサワホームグループは、「在宅ホスピス南柏」の運営を通じてホスピスケアのノウハウを蓄積し、コーポレートスローガンである「住まいを通じて生涯のおつきあい」の実現に向けて引き続き取り組んでいく考えです。 ※特定非営利活動法人 日本ホスピス緩和ケア協会のHPより。2016年11月15日現在の緩和ケア病棟入院料 届出受理施設の数 |