ミサワホーム株式会社(代表取締役社長執行役員 磯貝匡志)は、このたび東京都が公募した「平成30年度東京都空き家利活用等普及啓発・相談事業」の事業者の一つに選定されました。6月より空き家利活用等の普及啓発活動に取り組むとともに、ミサワホームが展開する住まいの相談窓口「住まいるりんぐDesk」を通じて空き家に関する相談受付と対応を開始します。 都内には空き家が約82万戸※あり、今後、高齢化の進行に伴い、相続等で空き家がさらに増加することが予測されています。空き家の増加は、周辺地域の居住環境や防災機能などにも影響を及ぼしかねないことから、その発生抑制や有効活用、適正な管理等の具体的な対策が望まれています。そこで都は、空き家利活用等の普及啓発の取り組みとさまざまな相談に無料で応じるワンストップ相談事業を一体的に実施する事業者を公募し、これにミサワホームが選定されました。 ミサワホームは、2015年より住まいに関するさまざまな相談をワンストップで受け付ける「住まいるりんぐDesk」を全国に開設しています。この仕組みにより、2016年12月から2018年3月まで「東京都相続空家等の利活用円滑化モデル事業者」に選定され、所有者等に対するワンストップ相談業務を実施し、その相談事例を取りまとめました。 |
今回は、その実績と知見をもとに、相談会やセミナー、その他の普及啓発活動を通じて、空き家所有者等に対しては空き家対策の重要性を訴求し、住宅メーカーとして培ったノウハウを活かした空き家利活用等を提案することで普及啓発を図ります。また、空き家予備軍に対しては、将来の空き家所有者となることへの注意を喚起し、空き家の未然予防を目的とした普及啓発活動に取り組みます。特に、ミサワホームグループの介護事業会社である株式会社マザアス(本社 東京都新宿区/代表取締役社長 吉田肇)と連携し、空き家予備軍の多いシニア層に向けても積極的に普及啓発活動を展開します。 また、「住まいるりんぐDesk」では、都内8か所に相談窓口を設置し、空き家の賃貸やリフォーム、建替え、売却等の相談にワンストップで対応、全国に広がるグループのネットワークを活用し、地方に空き家を所有する都民、都内に空き家を所有する地方在住者の相談も受け付けます。 ミサワホームは、今後も行政と連携した取り組みによって、空き家問題をはじめとした住生活関連の課題解決に貢献していきます。 |