ミサワホーム株式会社(東京都新宿区、代表取締役社長執行役員 磯貝匡志)が匿名組合出資するSPC(合同会社札幌NK開発)が、北海道札幌市で開発した「ホテルJALシティ札幌 中島公園」が、9月20日に開業いたしました。 ミサワホームは、今年度を最終年度とする中期経営計画(2017年度から2019年度)において、医療・介護・子育て支援を中心とした複合開発やコンパクトシティ型の不動産開発をはじめとしたまちづくり事業に取り組んでいます。近年では、賃貸マンション・オフィス・ホテルなどの収益物件への投資・取得を行い、安定した収益に貢献する不動産保有事業にも力を入れており、多角的な事業を展開しています。 今回のホテル開発はミサワホームが出資するSPCが手掛けたもので、オークラホテルズ&リゾーツやホテルJALシティなどのホテルチェーンを運営する株式会社オークラ ニッコー ホテルマネジメント(東京都品川区、代表取締役社長 マルセン・ファン・アルスト)と運営管理契約を締結し、札幌で初のホテルJALシティ「ホテルJALシティ札幌 中島公園」として、開業いたしました。
当ホテルは、札幌駅から市営地下鉄で3駅の「中島公園」駅より徒歩約3分、すすきの繁華街まで徒歩約5分と卓越した利便性を持つ立地であるほか、レストランや大浴場、スパラウンジなどの設備も充実し、ビジネスと観光の双方に最適なホテルとなっています。
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今回の計画においてミサワホームは、SPCへの出資のみならず、客室や家具などFFEのデザイン監修・部材選定・調達・工事も担当することで、創業以来培ってきた住まいづくりに対する理念を、ホテル内の随所に盛り込んでいます。特に客室においては、窓際のソファスペースを日本の透きの意匠である縦格子で仕切り、縁側のような心地よさと落ち着きを演出した空間にするなど、機能性とデザインを融合させました。札幌市へのインバウンド需要が年々高まっている中、当ホテルへの宿泊が想定される外国人観光客を中心としたゲストが数日の滞在で、日本式のおもてなしを体感できるデザインとしています。 ミサワホームは、今後も長年培ってきた住まいづくりの理念を様々な施設に盛り込んだ、ハウスメーカーならではのまちづくり事業を展開する中で、収益物件の投資・取得などの不動産保有事業をこれまで以上に積極的に推進していく考えです。
※1:Special Purpose Companyの略で、資産の流動化や証券化を目的に設立された特別目的会社。 |