株式会社ミサワホーム総合研究所(代表取締役社長 千原勝幸)と沖縄科学技術大学院大学(OIST)(学長 ピーター・グルース) は、2015年に締結した共同研究契約に基づき研究を重ねてきた地域・コミュニティプロジェクト「蒸暑地サステナブルアーキテクチャー」にて、2019年度グッドデザイン賞(主催 公益財団法人日本デザイン振興会)の「グッドデザイン・ベスト100」に選定され、さらにその中から選ばれる特別賞「グッドフォーカス賞[防災・復興デザイン](日本デザイン振興会会長賞)」を受賞しました。なお、受賞については、ミサワホーム株式会社(代表取締役社長執行役員 磯貝匡志)と株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所(代表取締役社長 北野宏明)を加えた4者での共同受賞となります。 「グッドデザイン・ベスト100」は2019年度グッドデザイン賞1,420点の中から選定され、独自性、提案性、審美性、完成度などの面において、今日のデザイン水準を高めるに相応しく、これからのモデルとなるデザイン100件に贈られるものです。 さらに「グッドデザイン・ベスト100」の中から、グッドデザイン大賞をはじめとする特別賞が選定され、この度、地域・コミュニティプロジェクト「蒸暑地サステナブルアーキテクチャー」は、6つある特別賞の中でも"自然災害への防備または自然災害による被害からの復興に寄与する優れたデザインとして特に認めるもの" として位置づけられる「グッドフォーカス賞[防災・復興デザイン](日本デザイン振興会会長賞)」を受賞しました。 |
ミサワホーム総合研究所、OIST、ソニーコンピュータサイエンス研究所は、世界的な気候変動や温暖化に伴う日本国内の蒸暑地域化を背景に、エネルギーおよび水に関して持続可能(サステナブル)な導入および利用を可能にするシステムを開発・構築し、こうした地域においてエネルギー効率が良く、快適な生活を提供する住宅とコミュニティの開発を目的とした共同研究を進めてまいりました。その一環としてOIST敷地内に、快適性と環境負荷低減を両立する自立循環型住宅を2016年3月に建設し、これまで自立した生活を実現する先導的な技術の研究・実証を重ねてきました。 「蒸暑地サステナブルアーキテクチャー」は、エネルギーを創出し自立性の高い生活を持続可能にすることから、日本国内で近年増加する大規模自然災害に対しても、レジリエンスに優れたこれまでにない生活提案として期待されます。ミサワホームグループは、今回の「グッドフォーカス賞[防災・復興デザイン]」受賞を契機に、さらなる安全安心で快適な住宅の開発に取り組んでいく考えです。 |