ミサワホーム株式会社(代表取締役社長執行役員 磯貝匡志)は、ギャラリー「ミサワバウハウスコレクション」(所在地 東京都杉並区高井戸西)において、本日から2020年3月19日(木)までの期間、第30回企画展「バウハウスの曲線 −バイヤー、ブロイヤー、ヴァーゲンフェルト」を開催します。 1919年にドイツで設立された造形学校「バウハウス」は、14年間という短い活動期間でありながら、デザインや建築、造形教育において、その思想が今もなお世界に多大な影響を与えています。今年は開校100周年にあたり、本国ドイツや日本国内でも巡回展をはじめとした様々なイベントが開催され、盛り上がりを見せています。 国内唯一のバウハウス専門美術館である「ミサワバウハウスコレクション」において、記念すべき30回目となる今回の企画展は、バウハウスにおける"曲線"に着目した展覧会です。 |
伝統や慣習を捨て、新しいデザインを目指したバウハウスは、伝統的な形態の代わりに基礎教育で得た基本形からデザインを始めたため、特に1924年をピークに様々な工房で幾何学的な形態にこだわる傾向が目立ちます。しかし、それらはより自然で機能的な方向へと変わっていきます。基礎教育の授業の中でも、幾何学形だけでなく、自然が作り出す有機物・無機物の形態を研究するパウル・クレーの授業などが知られています。 今回は、バウハウスで学び、その後長く活躍した3名、ヘルベルト・バイヤー、マルセル・ブロイヤー、そしてヴィルヘルム・ヴァーゲンフェルトを取り上げ、グラフィックデザイン、家具、建築、金属やガラスを用いたプロダクトデザインなど幅広い領域の作品群から75点を紹介します。 また、開校100周年を記念して、ヘルベルト・バイヤーが展示デザインに携わった50年記念の世界巡回展と、今年のドイツの取組みについても紹介します。 |