「南極クラス」の様子(2022年) 子どもたちから届いた感想文 ミサワホーム株式会社(代表取締役社長執行役員 作尾徹也)、およびミサワホーム総合研究所(代表取締役社長 千原勝幸)が全国の小中学校などを対象に実施する教育支援プログラム「南極クラス」は、2022年に10周年を迎えました。これまで44都道府県で累計2,045件を開催し、205,389人の子どもたちが参加しています。※ ミサワホームは1968年の第10居住棟をはじめ、南極地域観測隊員の観測や⽣活を⽀える建物を累計36棟受注。また、大学共同利用機関法人情報・システム研究機構国立極地研究所(以下、極地研)にミサワホームの社員を所属させ、これまで延べ26名が南極地域観測隊員として南極での建設作業に携わっています。 そのような中で2011年9月、ミサワホームは宮城県仙台市の2つの小学校において、地域の学校生活協同組合とともに東日本大震災を体験した子どもたちに夢を持ってもらうためのプログラムを開催。南極地域観測隊への参加経験のある社員を派遣し、極地研の協力を得て、南極を通じて地球環境を学ぶ特別授業を行いました。 参加した子どもたちの生き生きとした笑顔から同プログラムは子どもたちが夢や希望を持つきっかけになると考え、極地研の協力のもと全国の学校生活協同組合や教育関連団体と連携し、産官学および地域連携の教育支援プログラム「南極クラス」として2012年より全国展開しています。 ミサワホームグループは今後も、子どもたちにとって未知の世界である南極での活動を伝えることを通じて、地球環境に関する学びとともに、未来や夢、希望について考えるきっかけを提供していきます。 ※2022年9月30日時点の実績です |
「南極クラス」概要「南極クラス」は、南極地域観測隊への参加経験のある社員が講師となって、全国の学校や病院の院内学級などに出向いて講演を行う産官学および地域連携の教育支援プログラムです。2011年に初開催し、2012年より全国展開しているミサワホームの社会貢献の取り組みで、2013年には「グッドデザイン賞」、「キッズデザイン賞」をダブル受賞 プログラムは学校の時間割に合わせており、小学校では45分+休み時間+45分とするなど、小中学校、高等学校ともに2時限で実施しています。内容は、極寒の厳しい環境やアザラシやペンギンなどの生物、美しいオーロラや星空など、講師は実体験を動画や写真を交えて解説。南極のブリザードを想定した風速60mの風を送風機で体感したり、冷感体験によって断熱の仕組みを知ったり、楽しく学べる実験や体験を重視しています。また、極寒の越冬生活では、1年以上の共同生活のなかで、初対面であった隊員同士が交流を図り、信頼して支えあうことが命を守るために大切で、講師はそうした経験を自身の言葉で子どもたちに伝えています。 「南極クラス」をきっかけに南極で気象観測の仕事をする夢を抱いた子どもが、8年後に当時講師を務めた社員のもとに気象大学校合格の報告に訪れたこともありました。
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