ミサワホームグループのミサワホーム甲信株式会社(代表取締役社長執行役員 芹澤剛)が、穴吹興産株式会社(代表取締役社長 穴吹忠嗣)とともに、長野県松本市で建設を進めていた一般定期借地権付分譲マンション「アルビオアルファあがたの森公園」がこのたび完成しました。 文部科学省は2017年に、国立大学法人などの財政基盤強化を図るために国立大学法人法の一部を改正し、国立大学法人などが所有する土地などの資産について、有効活用できるよう第三者への貸付を可能にしています。国立大学法人信州大学は、将来的な使用用途はあるものの、当面使用予定のない県宿舎跡地を有効活用するため同制度に申請し、文部科学省から貸付の認可を取得。手続きに沿って跡地貸付の一般競争入札を実施しました。 県宿舎跡地は、現在はあがたの森文化会館として地域に開放されている重要文化財の旧松本高等学校校舎や、同校の設立時、1919年に植えられたヒマラヤ杉などによる杉並木をシンボルとする「あがたの森公園」に隣接しています。ミサワホーム甲信は、この歴史ある公園に隣接した希少かつ豊かな住環境を有する地に分譲マンションを計画し、信州大学の一般競争入札に参加。ミサワホーム甲信を借地権者とする60年間の一般定期借地権設定契約により、同社を通してマンション入居者の地代を信州大学に支払う循環型スキームを提案して事業者に選定され、このたび、穴吹興産とともに一般定期借地権付分譲マンション「アルビオアルファあがたの森公園」を建設しました。同マンションは、「あがたの森公園」に隣接する豊かな住環境などが好評で完成前に全77戸が完売。一般定期借地権によって支払う地代が信州大学の教育水準の向上に寄与できる点も購入者に高く評価されています。 ミサワホームグループは、このたびの信州大学と連携した一般定期借地権付分譲マンション建設のノウハウを生かし、今後も学校および関連する施設の跡地活用による豊かな住環境の整備や地域の活性化に取り組んでいきます。 |