ミサワホーム株式会社(代表取締役社長執行役員 作尾徹也)は、当社の木質系工業化住宅の玄関袖壁に設置できる「宅配boxマルチポスト」を2024年10月より全国(北海道・沖縄県を除く)で発売します。本製品はパナソニック ハウジングソリューションズ株式会社(代表取締役社長 山田昌司 以下「パナソニック」)との協業により、外構袖壁に設置可能な高い防水性と耐久性を実現。この設置構造は特許を出願しています。 近年、共働き家庭の増加や、EC市場の拡大により荷物の輸送が増加する一方で、物流業界の労働上限規制による輸送能力不足や輸送費の高騰が懸念される「2024年問題」により、新しい生活様式や働き方改革に対応した利便性の高い配達方法が求められています。 このたび発売する住宅袖壁設置型「宅配boxマルチポスト」は、郵便ポストと大容量の宅配ボックスを兼ね備えた構造で、前後に扉がついた「前入れ・後ろ取り出し」ができる設計です。建物と一体になった袖壁に宅配ボックスを設置することで、不在時や在宅ワーク時に配達された荷物も、門扉から出ることなく取り出し扉から非接触で受け取りができ、より安全で安心な荷物受け取りを可能とします。また、正面にフルフラット面材を採用し門まわりがすっきり見えるデザインです。 本商品は、2024年4月に発売した企画住宅「SMART STYLE Roomie」大屋根タイプに採用しています。外部から分離された中庭空間「エントランスガーデン」を実現する、建物と一体になった袖壁に設置し、安全性と利便性をさらに高めています。また袖壁以外にも、同時期にパナソニックから発売される外構設置型宅配ボックスにより、幅広いニーズに対応します。 これまでミサワホームは、変化する暮らしのニーズや社会課題にいち早く対応し、暮らしの快適性や高い住宅性能を両立した、安全・安心な住宅の提案を行ってきました。2017年には住宅の室内から宅配物を回収できる「玄関一体型宅配ボックス」を開発し発売しました。また、2021年7月に住まいづくりの体感施設「ミサワパーク東京」に建設した、持続可能な未来につながるコンセプト住宅「グリーン・インフラストラクチャー・モデル」には、物流業界のドライバー不足や人口の少ない郊外での物流インフラの維持課題に対応する仕組みとして、移動式のドローンポートを装備したほか、玄関スペースには冷蔵や重量物の自動搬送に対応した宅配ボックスを設置し、さまざまなライフスタイルを想定し技術検証を行っています。 ミサワホームは、新しいライフスタイルや多様化する暮らしに寄り添い、機能性とデザイン性を兼ね備えた安全・安心な住まいづくりを提案していきます。 |