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2025年3月11日

建物の変形を最大約1/2に軽減する木造軸組住宅用制震装置 耐力壁に進化した「MGEOエムジオ-Nエヌ」、構造耐力として運用開始



「MGEO-N」設置イメージ

ミサワホーム株式会社(代表取締役社長執行役員 作尾徹也)は、木造軸組住宅用の制震装置「MGEOエムジオ-Nエヌ」において、一般財団法人建材試験センターより、耐力壁の構造性能を示す「短期許容せん断耐力の技術評価」で12.0kN(壁倍率9倍相当)※1の評価を取得しました。当技術評価に基づき、制震装置「MGEO-N」を構造耐力に算入※2する運用を2025年3月から開始します。

2050年のカーボンニュートラル実現に向け、建築物の省エネルギー性能が求められるなかで、断熱性能の向上や階高の引き上げ、サッシガラスの複層化、太陽光発電設備の設置などにより、木造建築物は従来に比べて重量化が進んでいます。これに伴い、木造建築物の耐震性や安全性の確保が必要となっています。

ミサワホームが2007年に販売を開始した制震装置「MGEO-N」は、高減衰ゴムを利用した木造軸組住宅用の制震パネルで、建物の変形を最大約1/2に軽減でき、繰り返す余震にも効果を発揮するため、構造体の損傷はもちろん内装材の損傷も抑えます。2018年からは耐震木造住宅「MJエムジェイ Woodウッド」に標準搭載しています。このたびの技術評価取得により耐力壁としての性能が認められ、許容応力度計算による構造確認を行った場合に構造耐力算入が可能※3となったことで、これまで以上に自由な設計や開放的な空間を実現します。

ミサワホームは平常時の快適な暮らしを届けつつ、頻発・激甚化する自然災害から命を守り、その後の生活を支える安全な住まいを提供してきました。今後もさらなる安全・安心な暮らしを提供するための技術開発に取り組みます。

1 短期許容せん断耐力17.7kN/m

2 許容応力度計算による構造確認を行った場合に限ります

3 建物規模などにより構造耐力算入できない場合がございます


詳細はこちら (PDF686KB)
 

*この件に関するお問い合わせ先

ミサワホーム株式会社
管理本部 広報・渉外部 コーポレートコミュニケーション課 阿部正成 織田島南

TEL03-3349-8088/FAX 03-5381-7838
E-mail:koho@home.misawa.co.jp

※掲載内容は、発表時点のものであり、現在と異なる場合がありますのでご了承ください。
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