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ミサワホーム株式会社(代表取締役社長 三澤千代治)は、「M-Wood」の多方面活用を展開していますが、この度、アメリカの総合化学会社 デュポン社と三菱レイヨン株式会社(代表取締役社長 田口栄一)の合弁企業 MRC・デュポン株式会社(本社東京 資本金10億円 代表取締役社長 賀集健二)と新たな新素材『デュポン・Mウッド』を共同開発しました。 MRC・デュポンのオリジナルブランド、高品質アクリル人造大理石“デュポン コーリアン”は、均質で無孔質のソリッド材で、キッチンカウンター、ホテルの洗面化粧台、パウダールーム等、商業施設から住宅まで幅広く活用されています。優雅な風合いで加工性がよく、水や熱に強い特性を持つ優れた人造大理石です。発売以来、豊富なバリエーションを揃えていますが、木材に替わる分野の製品ではなく、ユーザーからも強い要望が寄せられていました。一方、「M-Wood」は、住宅用内装材には使用していますが、水廻りへの採用はこれから展開する段階でした。今回は、新しい素材開発の機会を伺っていたMRC・デュポンとミサワホームの考えが合致し、業界初の新素材を共同開発する運びとなりました。 「M-Wood」は、木質パネルの端材を独自の技法で、1〜100ミクロンまで超微粒子化し、樹脂でつなぎ合わせた素材。今回の開発にあたっては、“デュポン コーリアン”の組成と「M-Wood」が混合しやすいように成形の方法を一部改良することで、白木調・チェリー調・ウォールナット調等、幅広い美しい木目調のデザインが完成、耐熱性・耐水性の問題もクリアしています。ミサワホームでは、第一弾として、来年発売する高級住宅、「センチュリーシリーズ」のキッチンカウンターに『デュポン・Mウッド』を採用する予定です。台所を目に優しく木の風合いを持った高級感で演出し、今までのキッチンカウンターのイメージを変える新しいデザインとして大きな注目を集めると期待しています。 今後は、ホテルインテリアをはじめ、パウダールーム・調理品用等の水廻りにも幅広く採用されるようになります。 ■「M-Wood」の多方面活用が拡大 ミサワホームでは「M-Wood」の住宅部材としての展開と合わせ、これまで他産業への進出をにらんだ用途開発、マーケティングを進めてきました。現在、住宅業界だけでなく、各産業界で類似の木質系新素材が開発されていますが、「M-Wood」は製造段階で114件に及ぶ特許を出願。製造技術から仕上がりのグレードまで、他商品の追随を許さないレベルにあることから、建材は勿論、車両、家電、情報機器、音響機器、時計、日用品等、幅広い業界への部品・設計提供やタイアップ商品開発の可能性があります。すでにアパレルメーカーの店舗や高級レストランの内装、時計の枠材等の建材から寝台車の内装材や車の外装材まで、多方面への活用が拡大しています。 以 上 本件に関するお問い合わせは、ミサワホーム株式会社 広報部 担当:大原 |
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