ミサワホーム株式会社(代表取締役社長 三澤千代治)は、このほど省スペースで設置可能なホームエレベーターの第2弾として、0.8m×1.2mに設置できる「ホームエレベーターM」を、三菱電機エレベータープロダクツ株式会社(本社 岐阜県美濃市)と共同開発、ミサワホームの部品として運用していきます。
「ホームエレベーターM」は、間口が半間(910mm)に納まること、自動開閉式ドアの採用、車いすが使用できること、を前提に開発いたしました。かご室ドアは連続複数戸片開式、乗場ドアは3枚戸片開式で、ともに自動開閉式ドアを採用、幅800mmに収まる上、出入口幅550mmを確保しています。駆動部を小型化し、デッドスペースを減らした結果、かご室を広く取ることができ、設置必要面積に対する有効面積比率を約70%まで高め、介護者との同乗も可能にしました。主な装備としては、停電時自動着床装置・かご室内停電灯・手摺・電話機を標準装備しています。当社の木質系、セラミック系両商品に対応し、運用部品として販売していく予定です。
ミサワホームでは、平成9年10月に、「ミサワパーソナルエレベーター」を開発しました。これは0.8m×0.8mという、ホームエレベーターの設置面積としては最小スペースに納まることを可能にしたもので、ホームエレベーター普及の足かせになっていた設置スペース確保の問題を解消しました。
しかし、省スペース化を追求するというコンセプトで開発されたため、定員2人としていたものの、2人で乗った場合は狭く感じるかご面積でした。今回の「ホームエレベーターM」は、大人2人が楽に乗ることができ、また、専用の車いすを使用することにより、車いす使用者と介護者の同乗ができる広さと、可能な限りの省スペース化とを両立しています。ホームエレベーターMの発売により、今後はこちらを主力に販売してゆく方針です。
■ミサワホームのバリアフリーへの取り組み
ミサワホームでは早くから、進行する高齢化社会を前に様々な手法で、住宅のバリアフリー化を推進、加齢配慮、室内の安全性向上に取り組んでいます。そのための有効な手段の一つとして、ホームエレベーターの開発も進めています。またその他にも、既存住宅を改装することなく移動できるよう開発された室内用電動車いす「M−Smart」のように、ミサワホームの住宅だけを対象にした専用部品だけでなく、既に建築されている全ての住宅を視野に入れた部品もあります。
これまでホームエレベーターの面積は約1坪必要で、3階建て住宅で設置すると、合計3坪分(6帖分)のスペースを必要としていました。3階建て住宅は狭小敷地で建築されるケースが多いため、1階は玄関・水廻り・カーポート、2階はパブリックスペース、3階はプライベートスペースというように、各フロアそれぞれの役割が明確に分かれている場合がほとんどで、各フロアの同じ位置にスペースを確保するのは、面積の問題だけでなくプラン上での大きな障害になります。ミサワホームは住宅メーカーとして他の居室を犠牲にしないよう、間口を当社の基本モジュールの1?(=910mm)に抑え、家庭におけるエレベーターを一層身近なものにしました。
更に、「ホームエレベーターM」への乗り降りを可能にした、専用の手動自走式車いすもオプション設定いたしました。この車いすは全幅480mmというサイズで、6輪車方式を採用し、回転半径500mmを実現、既存住宅のほとんどの廊下(幅3尺)で無理なく使用することができます。
ミサワホームでは、高齢者、身障者への配慮の大きな柱として、「ホームエレベーターM」の導入を進め、3階建て住宅のシェア拡大に結びつける考えです。
「ホームエレベーターM」仕様表
| 定員 |
2人 |
| 積載荷重 |
150kgf
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| 定格速度 |
12m/分
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| 昇降路寸法 |
間口796mm×奥行1,137mm(内法最小寸法) |
| かご室寸法 |
間口615mm×奥行1,000mm
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| 駆動方式 |
ベースメント巻胴式
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| 主な装備 |
- 停電時自動着床装置
- 停電灯
- 手摺
- 電話機
- 地震時管制運転(制御装置)
*乙種防火戸
*車いす
*は、オプション
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