ミサワホーム株式会社(代表取締役社長 三澤千代治)は、リフォーム専用部品を業界で初めて開発、4月から発売します。
ミサワホームは(財)ベターリビングより60型耐用住宅(耐用年数ランク50_100年)の対象となるシステム認定を93年に全商品で取得、「100年住宅」として住宅の長寿命化を掲げています。また環境・産廃物問題を背景として、一層の長期耐用や資産価値維持のためメンテナンスが必要不可欠となってきています。しかし、現在行われているリフォーム工事は、古い部品を外し新しい部品を取りつけるという二度手間作業が多く、また複数の取り付け業者が施工するため、工期の長期化、高コスト化をもたらしています。
今回開発した部品は、従来の問題点を解決するために、「リフェイス方式」という新しい発想が活かされています。 |
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「リフェイス方式」とは、部材の一部または全部を残しその上から新しい部材を被せる、という方法です。この方法は柱や窓枠、屋根、サイディングなどの部位で採用。「リフェイス方式」は、廃材を出さずにすむ上、断熱性・気密性が向上します。また、各工程ごとの専門の職種を減らすことができ、作業の効率化、コストダウンが可能になります。さらに、現在のリフォーム工事の主流である「チェンジ方式」の専用部品も新たに開発しました。これは浴室やキッチンなど、リフェイス方式では対応できない部位に採用されています。
今回開発されたリフォーム専用部品は、従来のリフォーム工事に比べて、20%程度のコストダウンが可能になります。将来的には、住宅一棟全てをリフォームした場合、新築価格の1/2程度の価格になるようコストダウンをは図っていく考えです。 |
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当面は当社の住宅にのみこれらの部品を使いますが、将来的には全ての住宅のリフォームに適応していく予定です。
ミサワホームではリフォーム市場の拡大を睨み、4月1日より「ホームイング企画課」を新設、営業の支援を強化します。また、築後5・10・15・20年目に無料の定期点検を開始、お客様のメンテナンスとリフォームに対する要望をお伺いし、需要の掘り起こしを行います。今回のリフォーム専用部品の発売により、一層の顧客満足度の向上を図っていきます。なお、初年度の売り上げ目標は300億円です。
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