ミサワホーム株式会社(代表取締役社長 三澤千代治)は、10月1日よりセラミック系住宅の性能を住宅品質確保促進法(品確法)の最高レベル対応にし、「HYBRID」(ハイブリッド)ブランドとして販売します。
「HYBRID」ブランドは当社独自のハイブリッド構造により高性能を実現、10月より施行される品確法を見据え、性能表示制度による最高レベルの性能を標準(開口部の耐火性能は敷地条件により対応)としています。
新規ブランドの投入によりミサワホームの住宅はセラミック系「HYBRID」、木質系「CENTURY」「GENIUS」「DEBUT」の4つの構成となり、よりお客様に住宅のイメージや種別が明確化します。
「HYBRID」ブランドの主な特長は
・ 住宅を構成する主な部位に最適な素材を使ったハイブリッド構造
・ 全商品、品確法の最高レベルに対応可能
・お客様の多様なニーズ、敷地環境に対応する7つの商品構成
等があげられます。
尚、住宅名称及び特長は以下のようになります。
「HYBRID地球人の家」
環境配慮型の高性能住宅、屋上利用可能
「HYBRID-Z」
ゼロ・エネルギー住宅、切妻PV屋根、オール電化仕様
「HYBRID都市物語」
軒の出ゼロ設計等による都市部狭小間口対応住宅
「HYBRID家族物語」
オーソドックスプラン、フリー設計対応住宅
「HYBRIDセレクト」
一次取得者向けの厳選されたコストパフォーマンスの高い住宅
|
|
|
「HYBRID自由空間」
多様なライフスタイルに対応する小屋裏3階建て住宅
「HYBRIDエリアモデル」
地域の気候風土に対応する5つの地域モデル住宅
当社では、市場認知をさらに高めるため新ブランド名を全面に押し出した商品告知・販売促進を展開し、セラミック住宅に対する消費者インパクトのさらなる向上を目指します。また、お客様の視点から見たミサワホーム全体における木質系住宅とセラミック系住宅の混同を軽減させることにより、住まい選びの際の顧客満足度の向上を図ります。
● 適材適所のハイブリッド構造がコストダウンと高性能を両立
木材資源の保護・エネルギー問題等、環境に配慮した住宅の供給が求められ、良質な住宅を社会的ストックとして21世紀に遺すことが必要になっています。当社のハイブリッド住宅はこうした社会背景を踏まえ“独自の技術・独自の資源”を集大成したものです。
ハイブリッドという言葉はかなり一般化してきていますが、素材の持ち味、特長を最大限に生かし、組み合わせ、融合する事で革新的な機能、性能を実現しています。
従来の住宅は、使われる主な素材によって「鉄骨の家」「木造の家」「コンクリートの家」などと呼ばれてきましたが、「HYBRID」は、住宅の各部分に最も適した素材(コンクリート、木、セラミック、鉄、ガラス、M-Wood)を適材適所に採用した「ハイブリッド構造」です。
|
|
|
構造体は、超高層ビルにも使われている鉄骨ラーメン構造。阪神・淡路大震災クラスの地震にも優れた耐久性・耐震性を発揮します。
鉄骨フレームだけで耐力壁が不必要なので、最大54畳の大空間設計が可能になるほか、間仕切りを変更する事によりライフスタイルの変化に対応できる可変空間も実現しています。
外壁材は、多機能素材「ニューセラミック」を採用。豊富な資源の珪石と石灰岩を主原料として木材に替わる素材として独自に開発されたものです。外壁厚は80ミリメートルで、断熱材、仕上げ材合わせて居室内から外壁外面まで230ミリあり、厳しい外部環境から家を守ります。1時間をかけてピーク時に摂氏1000度まで過熱する耐火性能テストでも異常が認められませんでした。
屋根には、強化ガラスを採用(HYBRID-Z、HYBRID地球人の家)し、一般の彩色石綿屋根材や瓦に比べて非常に耐久性が高く、太陽光発電を組み込む設計になっています。
床はひざに優しいという観点から木質素材を使っており、基礎はもちろんコンクリートです。
内装材は、木材資源を有効利用した木質素材「M-Wood」(エムウッド)。本物の木の風合いを持ち、インテリアをトータルコーディネートすることにより、ぬくもりのある安らぎを感じる空間を実現しています。耐水性・耐久性にも優れており、これまで住宅設備として使いづらかった場所、例えば浴室などにも使える木質素材です。
「HYBRID」は住宅を構成する主な部位に、このような最適な素材を使うことにより、コストパフォーマンスの高い高性能住宅を実現しています。
以 上
平成12年9月27日 |
|