ミサワホーム株式会社(代表取締役社長 三澤千代治)の自社ギャラリー「ミサワ バウハウス コレクション」(所在地:東京都杉並区高井戸西)は、4月8日(月)より8月4日(金)までの間、新企画展「初心者のためのバウハウス入門」を開催します。
デザイン、建築、造形教育において今なお世界に多大な影響を与えている造形学校「バウハウス」は、1919年ドイツに設立されました。この学校は、建築のもとにあらゆる芸術を統合しようとの思想から、家具や照明器具、陶器や金属器などの日用品、テキスタイルなど幅広い分野で新たな形態を目指して活動しました。14年間という短い活動でしたが、さまざまな試みは80年以上経った現在でも生活の随所に生かされています。
デザインの基本を知ることは、バウハウスを振り返ることでもあります。当時の最先端の教育機関であり、研究機関であり、優秀なデザイナー集団であったバウハウスの14年間の歴史は、豊かな内容に満ちていました。
戦後の混乱、インフレ、ナチスの台頭など、第二次世界大戦に向かっていく激動の社会情勢を背景に、バウハウスもワイマール、デッサウ、ベルリンと拠点を移しながら、少しずつ体制や方向性を変えていきます。そうした状況の中でバウハウスの教師たち――ヴァシリー・カンディンスキー、パウル・クレー、ラスロ・モホリ=ナギなど強烈な個性を持った彼らは、それぞれが異なる思想を持ちながらも、ともに新たな芸術のあり方を追求しました。 |
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即ち「工業のための原形」を求めて、教師たちも学生たちも、ゼロから新しい形態を生み出したのです。その成果は建築、家具、陶器、金属器、織物、グラフィックデザイン、舞台などあらゆる分野にわたり、現在もなおモダンデザインの源流として生き続けています。 今回の展示では、バウハウスの活動の流れを辿るとともに、「建築」「▲■●」「1923年バウハウス展」「実験」などのテーマを設けてバウハウスの精神に迫ります。
■ミサワ バウハウス コレクションについて
ミサワホームの設計方針「シンプル イズ ベスト」は、年月を経ても飽きのこないデザインを実現することで住宅の価値を高めることを目的としています。バウハウスにおいて80年も前に設計され、デザインされた作品が今なお高く評価されていることは、ものづくりをするという共通の視点において学ぶ点が多く、強い関心を寄せています。 新しいデザインを求めて止まない時代に、モダンデザインの源流を身近に感じることは、デザインや建築に携わる者にとってこの上ない財産となると信じています。
■「初心者のためのバウハウス入門」展概要
・開催期間:4月8日(月)〜8月4日(金) ・主な展示作品:「1923年バウハウス展のポスター」ヨースト・シュミット(1923) 「安楽椅子B3(ワシリー)」マルセル・ブロイヤー(1927)
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「ホフマンの舞台(新西欧版画集)」パウル・クレー(1921) など
・学芸員による解説:毎月第1金曜日(5月のみ第2)午後3時より、当館学芸員による解説を行います(1時間程度)。詳細は予約時にお問い合わせください。
■「ミサワ バウハウス コレクション」の施設概要
ミサワホームでは、平成8年に展示スペース「ミサワ バウハウス コレクション」を開設しました。作品約1,500点、蔵書約13,000点、資料1,200点におよぶコレクションの中から毎回異なるテーマで企画展を開催。建築やデザインに携わる方々を始め、一般の方々に公開しています。
・運営:(株)ミサワホーム総合研究所 バウハウスプロジェクト
・所在地:東京都杉並区高井戸西1-1-19 ミサワホーム総合研究所内1F・B1F
(井の頭線高井戸駅より徒歩8分)
・TEL:03-3247-5645
・開館時間:10:00〜17:00(金曜日のみ19:00まで)
※事前に予約が必要
・休館日:毎週水・土・日曜日、祝日
・入場料:無料
・URL:http://mhird.misawa.co.jp/bauhaus /
以上
ミサワホーム株式会社
代表取締役社長 三澤千代治
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