ミサワホーム株式会社(代表取締役社長 三澤千代治)の自社ギャラリー「ミサワ バウハウス コレクション」 (所在地:東京都杉並区高井戸西)は、10月15日(火)より2003年2月14日(金)までの間、新企画展 「バウハウスの黒・白・灰色」を開催します。
「バウハウス」は、1919年ドイツに設立されました。デザイン、建築、造形教育において今なお世界に多大な
影響を与えているこの造形学校は、建築のもとにあらゆる芸術を統合しようとの思想から、家具や照明器具、陶器
や金属器などの日用品、テキスタイルなど幅広い分野で新たな形態を目指して活動しました。14年間という短い
活動でしたが、さまざまな試みは80年以上経った現在でも生活の随所に生かされています。
ガラス、鉄、コンクリートなどの近代を象徴する素材はもちろんのこと、実際には鮮やかな色彩を持つ作品が多かったにも関わらず、印刷されてバウハウスの「新しいデザイン」を繰り返しアピールしたモノクロ写真からは、モノトーンのイメージが浮かんできます。
バウハウスにおいて写真は、活動の記録、視覚伝達の素材、新しい芸術表現といったさまざまな役割を果たしていました。写真以外にも金属器、ガラス器、素材の色を生かした照明器具など、バウハウスの黒・白・灰色は存在しています。版画工房では無彩色の優れた作品が数多く生み出され、広告宣伝工房では黒1色での表現が研究されました。色がもつ「響き」を重視したカンディンスキー、黒−白の明暗対比から授業を進めたイッテンなど教師たちが独自の考え方を元に授業を行っていたことも知られています。
今回の企画展では、写真、版画、広告デザイン、家具、照明器具、金属器、ガラス器など、モノトーンの作品を約80点展示します。 |
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■ミサワ バウハウス コレクション
について
ミサワホームの設計方針「シンプル イズ ベスト」は、年月を経ても飽きのこないデザインを実現することで住宅の価値を高めることを目的としています。バウハウスにおいて80年も前に設計され、デザインされた作品が今なお高く評価されていることは、ものづくりをするという共通の視点において学ぶ点が多く、強い関心を寄せています。
新しいデザインを求めて止まない時代に、モダンデザインの源流を身近に感じることは、デザインや建築に携わる者にとってこの上ない財産となると信じています。
■「バウハウスの黒・白・灰色」
展概要
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開催期間 |
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10月15日(火)〜
2003年2月14日(金) |
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主な展示作品 |
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「髭をはやした男」
パウル・クレー(1925)
「スチールパイプ」
カット・ボット(1927)
「半熟卵ゆで器」
ヴィルヘルム・ヴァーゲンフェルト
(1930) |
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ギャラリートーク |
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午後3時より、当館学芸員による解説を行います(1時間程度)。
11/8,12/6,1/10,2/7の4回開催予定
詳細は予約時にお問い合わせください。 |

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■「ミサワ バウハウス
コレクション」の施設概要
ミサワホームでは、平成8年に展示スペース「ミサワ バウハウス コレクション」を開設しました。
作品約1,500点、蔵書約13,000点、資料1,200点におよぶコレクションの中から毎回異なる
テーマで企画展を開催。建築やデザインに携わる方々を始め、一般の方々に公開しています。
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運営: |
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(株)ミサワホーム総合研究所 バウハウスプロジェクト |
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所在地: |
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東京都杉並区高井戸西1―1―19
ミサワホーム総合研究所内1F・B1F
(井の頭線高井戸駅より徒歩8分)
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TEL:03―3247―5645 |
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開館時間 |
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10:00〜17:00(金曜日のみ19:00まで)
*事前に予約が必要
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休館日 |
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毎週水・土・日曜日、祝日、年末年始(12/25〜1/5) |
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入場料:無 料 |
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URL |
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http://mhird.misawa.co.jp/bauhaus |
以 上
ミサワホーム株式会社
代表取締役社長 三澤千代治 |