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平成15年4月2日 |
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――“コンセプト・オーダー住宅”――
「it's MY STYLE」が始動 |
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○企画プラス自由設計の発想でお客様の漠然としている夢を形に
○新CADシステムの開発で間取りを変えても坪単価が変わらない |
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ミサワホーム株式会社(代表取締役社長 三澤千代治)は、上期に連続して投入する商品に「コンセプトオーダー方式」を取り入れ、自由設計でありながら低価格を可能にする住宅“it's MY STYLE”を提唱します。
住宅の価格は非常に重要でありながら、扱う部品数の多さや、打ち合わせに伴う変更項目も非常に多いことなどから迅速には明確になりにくいという側面を持っています。
価格を明快にした企画住宅は、プランや仕様をある程度限定し生産性を高めることで、高品質なものを低コストでお客様に提供できる仕組みを作ってきました。
反面、限定されることでお客様の要望を叶えにくい部分もあり、変更を加えていくと割高にならざるを得ないという状況も作り出していました。 |
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一方、自由設計の住宅は一言で「自由設計」と言ってもお客様の要望は漠然としているケースも多く、叶えたい夢も整理されているわけではありません。一軒の家を建てるために検討しなければならない部品の数は数万点にのぼり、見積もりをしてみないと価格がわからないといった状況や、大雑把な価格を表示するケースが多く非常に不便でした。
「コンセプトオーダー方式」は、値段が明確になっているコンセプトプランをベースに打ち合わせをしていくことで、間取りを変更しても金額が極端に上昇するようなことが無くなり、最初のイメージに近い価格で家造りを進めていくことができます。 |
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これは営業現場の打ち合わせから生産情報までをオンラインで結ぶことが可能な情報管理システムを完成させたことにより、データが一元化され、例えば商談中に間取りや仕様の変更があっても即座に適応ができます。
住宅メーカーの提案する住宅(間取り)コンセプトを、お客様なりの形にオーダーしていただくことで理想の家造りを可能にする画期的なシステムです。ミサワホームの企画住宅とお客様の夢・スタイルをコラボレーションし作り上げる、低価格の自由設計「it's MY STYLE」をこれからの家造りのスタンダードとして提案していきます。 |
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■漠然としている夢を形に
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家造りは様々な要素から成り立っており夢の形も人それぞれです。住文化研究協議会が東京に勤務する40代、50代の勤労者に行った「定年後の住生活」のアンケートによれば(右表)、夢を具体的に考えている人の割合は年齢が高くなるにつれ割合が増えています。また同様に漠然としている人の割合も多くなっています。
ミサワホームではこの「漠然とした夢」を具体化するヒントとして、暮らし方のコンセプトを「It's MY STYLE」で例示すること、具体的に見せることで家造りのお手伝いをしていきます。 |
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■オーダーエントリーシステム |
約30年前、当時の通産省が『プレハブ住宅の将来は、お客様が絵を描いてきたら、その注文どおりのものができるように、それを理想とする』と発表し、その方式を「オーダーエントリーシステム」としていました。ミサワホームではその実現に向け、長年にわたって様々なシステムを試行・構築し、昨年11月より新設計システムM-CADIIを導入しました。 |
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M-CADIIは、営業現場の打ち合わせから生産情報までをオンラインで結ぶことが可能で、情報コストを大幅に削減し、また打ち合わせに必要な時間を短縮することで低価格の自由設計住宅を可能にしました。工場の生産性も向上(MPS)し、価格を安く提供できる仕組み作りができました |
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○構造・工法技術開発の経緯 |
昭和37年 木質パネル接着構法の38条認定取得
「柱のない家」という、それまでの概念を打ち破った独自の着想によって、昭和37年に画期的なプレハブ住宅工法として建築基準法第38条の認定を取得。高耐力により大空間設計が可能に。
昭和42年 南極越冬隊の居住棟完成
南極観測越冬隊の居住棟をミサワホームが受注。最低気温マイナス50℃、風速60m/sのブリザードに耐える住宅として木質パネルの優れた断熱・気密性能が評価された。居住棟の8割がミサワホーム。
昭和49年 工業化住宅の大臣認定取得
住宅の居住性・安全性・耐久性など、様々な優れた住宅性能が評価され、工業化住宅性能認定を取得。
昭和56年 新耐震設計基準を全商品クリア
耐震の基準強化に対して従来のパネル仕様、設計ルールを変更することなくクリアし、一体構造の耐力が極めて高いことを実証。
昭和61年 無公害防蟻床工法を開発、採用
地球温暖化によるシロアリ被害拡大への対策として、床パネル下面に防蟻シートを貼る「無公害防蟻床工法」を開発。居住者の健康と共に、作業者の健康をも守る工法として全商品に採用。
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昭和62年 3階建ての認定取得
ミサワホームの木質パネルは、高い強度を持つため、パネル仕様を変更することなく3階建ての基準に対応。
平成元年 サブアッシによる高度工業化推進
工場でパネルのジョイントはもちろん、サッシ付けや防水、外装材の取付まで行ない、施工現場での工期を大幅に短縮。
平成3年 Mウッド・Mウッド2開発
製材するときに出る端材を極限まで微粉化し、樹脂を配合して押し出し成型する「Mウッド」を開発。また平成11年には、この技術を応用し建設廃材、廃プラスチックをリサイクルして「Mウッド2」を開発
平成5年 多層階構造の開発
1階と2階の間に高さ1.4m以下の大収納空間「蔵」を取り込み、これまで収納スペースが少ないために捨てざるを得なかった多くのものを、長く大切にしまっておけるような「蔵のある家」を開発。
平成7年 CHSの認定 100年住宅を全商品に採用
(財)ベターリビングのCHS認定で、耐用年数ランクの最高レベルである「60型」のシステム認定を取得。 CHS対応の新システムを導入した住宅を「100年住宅」として発売。 |
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○次世代CAD(M-CAD?)開発の経緯 |
昭和49年
全自動設計システムをミサワホーム総合研究所に導入(CADの初期)
自由設計システム(平面・立面・屋根伏図)を可能に 日立製作所の協力
昭和57年
高度で精細な設計ができるCADシステム 企画住宅の設計に使用
イギリス GDS−CAD、ARC導入
昭和60年
ディーラーとメーカーが共同開発したパソコンを使ったCADシステム ZIP−CAD 日本電子計算(株)により分散方式にトライしたが結果不充分
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昭和61年 M-CADシステムの導入 NEC(株)と共同開発
営業設計から生産情報までの一貫したCADシステム完成
平成14年 M-CAD?システム
約68万点の部品をデータベース化しオンラインで設計情報から生産情報・資材発注までをつなぐシステム 工場の段取り換えまで可能に CAD・CAMシステム完成 |
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○MPSの成果 |
工場では、在庫を持たずに住宅を作るために昭和59年より「MPS(misawa profit system)」を始めてきました。ロット生産方式から邸別生産方式に切り替え、幾多にもわたる改良の末、工場の生産性は8倍に向上しており大幅なコストダウンを可能にしました。
現在では1棟分の主要部材を1時間半で作れるようになっています。行程を1秒縮めるごとに約1億円のコストダウンにつながり、全工場とも細かい積み重ねによるコストダウンを常に意識して稼動しています。 |
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S59年時点 |
現 在 |
効 果 |
生産性 |
6.8枚/人・日 |
53.6枚/人・日 |
8倍 |
在庫金額 |
69.8億円 |
13.1億円 |
約1/5 |
製品アイテム数 |
約33,000種類 |
約68,500種類 |
約20倍 |
リードタイム |
50日 |
11日 |
約1/5 |
物 流 |
納品 |
複数工場搬入 |
多回搬入 |
組立順序納品 |
調達 |
資材メーカー依存 |
混載多回便 |
在庫額低減 |
情 報 |
調達 |
見込み発注 |
確定引当発注 |
原価低減 |
生産 |
枠なし・受付順生産 |
確定引当生産 |
原価低減 |
生産方式 |
大ロット生産 |
邸別混合生産 |
工業化 |
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○長期保証、アフターサービス及び品質・環境管理体制の経緯 |
昭和41年
昭和47年
昭和48年
昭和52年
昭和56年
昭和58年
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業界初の保証制度を導入
AM(アフターサービス・メンテナンス)体制の確立
HOME CLUB 発行(季刊)
全ご入居者を対象に顧客満足度調査を開始
長期保証制度を実施(構造体・防水に対して業界
初の10年保証)
366日・24時間サービス体制 |
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平成 元 年 名刺に「自宅電話番号」を明記
平成 9 年 消費者志向優良企業表彰(業界初)
平成11年 地球環境大賞受賞(業界初)
平成12年 長期保証制度の拡大(構造体・防水20年保証)
平成15年 不具合1時間以内対応5日以内完了を目標
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以 上
ミサワホーム株式会社 代表取締役社長 三澤千代治 |
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* この件に関するお問い合わせ |
ミサワホーム株式会社
広報グループ 田代 剛一郎 村山 透
TEL:03-3349-8088
E-mail Toru_Murayama@home.misawa.co.jp |
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