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平成17年3月3日
ミサワホームのM-Wood2「愛・地球博」に採用  

○M-Wood2最大規模の受注
○一般木材に比べ環境負荷の大幅低減が可能

 ミサワホーム株式会社(代表取締役社長 佐藤春夫)が開発・販売している、木材の廃材を主材料とした100%リサイクル素材「M-Wood2」が、3月25日に開幕する2005年日本国際博覧会(略称:愛知万博 愛称:愛・地球博)に採用されました。

 愛知万博は別名「環境博覧会」とも呼ばれ、メインテーマ「自然の叡智」に関連して「宇宙、生命と情報」「人生の"わざ"と智恵」「循環型社会」という3つのサブテーマに基づいた国際博覧会です。資源循環型社会の実現が叫ばれるなか、さまざまな分野においてリサイクル素材の開発が活発です。施設供給への参入も環境負荷が低いことが採用の大前提となっており、様々な角度から検討がなされました。
 今回採用されたのは、メインとなる長久手会場のグローバル・ループのデッキ部分約14,000m2と西エントランス約5,000m2です。グローバル・ループは、全長約2.6km、幅は約21mで、段差が無く会場をほぼ水平に一周できる空中回廊です。2つを合わせると、約19,000m2、重量に換算すると約430トンにもなり、これはミサワホームがこれまで受注したM-Wood2の量としては最大規模です。
 また環境負荷の面では天然木や樹脂製を使用した場合に比べライフサイクルコスト及びCO2排出量を大幅に低減します。
 今回は「M-Wood2」の100%リサイクル性能、高い耐久性、低い環境負荷等が高く評価され今回の受注につながったものです。
 ミサワホームはこれを機に今後の製品開発に積極的に取り組んでいくとともに、「M-Wood2」が単なるエクステリア材ではなく、環境負荷を軽減する素材であると評価されたことで、さらなる住宅建材事業の拡大に弾みをつけていきたい考えです。

■M‐Wood2のリサイクル技術
 M-Wood2は木材の廃材を主材料としています。住宅解体木材や一般廃木材をパウダー化し、そこに廃プラスチックを配合し、成形しているため、新規原料資源の消費がありません。再生の際、素材の分離、洗浄、塗料の剥離といった手間もなく、リサイクル後も形を自由に加工できます。現在エクステリアとしての活用が主で、風雨や紫外線にさらされることが多く、多少の美観上の劣化は起こりますが、生物劣化しないので表面の保守管理を施す程度のメンテナンスで済みます。


■M‐Wood2の公的認定実績
M-Wood2がこれまでに取得している認定は次の通りです。
認定制度名称 認定機関 認定(登録)番号 認定範囲(技術名称) 認定年月日
エコマーク (財)日本環境協会 第02123011号 再生材料を使用した建築用製品 H14/12/02
再生有機系建材認定基準
BCJ-CS-4-2000
(財)日本建築センター
(国土交通省)
BCJ-AIBT-6 建築物及び工作物に使用する再生有機系建材 H14/01/23
新技術情報提供システム
(NETIS)
 国土交通省
 関東地方整備局
 関東技術事務所
KT-020013 M−Wood2エクステリア H14/09/12

 再生有機系建材は、国内第1号認定を取得しました。資源レベル、製品レベルで環境性能が優秀と認知されました。
 新技術情報提供システムでは、技術的内容・技術レベル・環境性能の高さがトップレベルである事が認められています。

※グローバル・ループ

M−Wood2デッキ 通路中央部 幅約6m(両端は南洋材と間伐材)

以 上

ミサワホーム株式会社
代表取締役社長 佐藤春夫

* この件に関するお問い合わせ
ミサワホームホールディングス株式会社
広報・IRグループ
 
田代剛一郎 大原亜砂子
TEL:03-3349-8088

※掲載内容は、記者発表時のものであり、現在と異なる場合があります。
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