ミサワホーム株式会社(代表取締役社長 佐藤春夫)が開発・販売している、木材の廃材を主材料とした100%リサイクル素材「M-Wood2」が、3月25日に開幕する2005年日本国際博覧会(略称:愛知万博 愛称:愛・地球博)に採用されました。
愛知万博は別名「環境博覧会」とも呼ばれ、メインテーマ「自然の叡智」に関連して「宇宙、生命と情報」「人生の"わざ"と智恵」「循環型社会」という3つのサブテーマに基づいた国際博覧会です。資源循環型社会の実現が叫ばれるなか、さまざまな分野においてリサイクル素材の開発が活発です。施設供給への参入も環境負荷が低いことが採用の大前提となっており、様々な角度から検討がなされました。 |
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今回採用されたのは、メインとなる長久手会場のグローバル・ループのデッキ部分約14,000m2と西エントランス約5,000m2です。グローバル・ループは、全長約2.6km、幅は約21mで、段差が無く会場をほぼ水平に一周できる空中回廊です。2つを合わせると、約19,000m2、重量に換算すると約430トンにもなり、これはミサワホームがこれまで受注したM-Wood2の量としては最大規模です。 また環境負荷の面では天然木や樹脂製を使用した場合に比べライフサイクルコスト及びCO2排出量を大幅に低減します。
今回は「M-Wood2」の100%リサイクル性能、高い耐久性、低い環境負荷等が高く評価され今回の受注につながったものです。 | |
ミサワホームはこれを機に今後の製品開発に積極的に取り組んでいくとともに、「M-Wood2」が単なるエクステリア材ではなく、環境負荷を軽減する素材であると評価されたことで、さらなる住宅建材事業の拡大に弾みをつけていきたい考えです。 |