ミサワホーム株式会社(代表取締役社長:佐藤春夫)は、住友ゴムグループのSRIハイブリッド株式会社(代表取締役社長:福本隆洋)と共同研究を行い、高減衰ゴムを利用した次世代耐震構造「MGEO」(エムジオ)の開発・販売をしていますが、このたび鉄骨セラミック系住宅「HYBRIDシリーズ」用の制震装置が完成、「ハイブリッドMGEO」として4月1日より発売します。(平成17年6月より納品開始)これにより、一戸建て住宅全商品に「MGEO」の搭載が可能となります。
*MGEO:Misawa Governance system for Earthquake Oscillation control
ミサワホームでは、住む人の安全を守り、安心な住まいを実現するために、技術的な研究を重ね商品を開発してきました。セラミック系住宅は、鉄骨耐震ユニットによる「鉄骨ラーメン構造」となっており、大きな荷重がかかっても力を分散して受け止め、地震力をスムーズに逃がすことが可能で、これまでの大震災においても全壊・半壊はゼロでした。しかし、最近は大規模な地震による倒壊を防ぐだけでなく、中規模な地震、連続する余震等の「揺れ」をも軽減することで、内装の傷みや損傷の少ない「安心・安全プラス快適な居住性」の実現が望まれています。 |
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今回開発の制震装置には、SRIハイブリッドが開発した「高減衰ゴム」を使用し、ゴムに加わった「変形」を「熱エネルギー」に変換し振動を吸収します。「ハイブリッドMGEO」は、この高減衰ゴムを利用した制震装置を、建物にバランスよく配置する事(2階建の標準タイプで6基)で揺れをおよそ半分に軽減、繰り返しの振動に対しても安定した性能を発揮します。これまで以上に広範囲に渡る揺れをカバーすることで軽微な損傷も発生しにくくなります。平成17年度上期は記念価格として1棟あたり45万円(税込47万2500円:2階建標準タイプ6基使用時)からの販売で、年間販売500棟を目指します。
HYBRIDシリーズにMGEOの搭載が可能になる事で、ミサワホームの戸建て住宅すべてに制震装置の設置が可能になります。また現在リフォーム用も開発中であり、新築住宅の「ミサワホーム」ブランド、リフォームの「ミサワホームイング」ブランドともに全てのお客様に次世代の安心をお届けできる商品体系を整え、「制震のミサワホーム」をより強く訴求していく考えです。
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