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平成18年6月28日

次世代耐震構造「MGEO(エムジオ)」の制震パネル

構造耐力評価の認定取得


○ 耐力壁パネルとしての構造評価を得てプランニングの自由性向上
○ アルミ仕様を追加して軽量化、狭小敷地における施工性も向上


 ミサワホーム株式会社(代表取締役社長 佐藤春夫)は、平成16年12月より、地震エネルギーを吸収・低減する「制震装置」を設置した「MGEO(エムジオ)」シリーズを販売しています。このたび財団法人日本建築センターより建築基準法に基づく型式適合認定において、MGEOで使用する制震パネルが構造耐力壁としての評価を受けました。また、従来の鋼製仕様に加え、狭小敷地などでの施工性を向上させるため、アルミ仕様を追加いたします。
*MGEO:Misawa Governance system for Earthquake Oscillation control

 今回、認定を取得したのはMGEOシリーズのうち、ミサワホームの木質系住宅に採用しているものが対象となります。制震パネルは構造体である木質系耐力壁パネルと同様の大きさで、1階部分の2箇所に配置します。制震効果として地震時の変形を約半分に低減できると同時に、通常の耐力壁パネルと同等以上の構造強度を有していますが、従来は認定上、耐力壁扱いの評価を得ていなかったため壁量には算定できませんでした。今回の認定取得により制震パネルも耐力壁としての適正評価が可能となり、プランニングの自由性がより向上します。
 また、従来の制震パネルの変位拡大機構(複合テコ原理を用いたミサワオリジナル機構)部分は鋼製で、約170kg(周辺の木質部や接合金物部を含めた制震パネルとしては約270kg)の重量がありましたが、今回アルミ仕様を追加することで約100kg低減し、手作業による施工を可能としました。これにより、クレーンによる施工の難しい都市部の狭小敷地での対応も容易となります。
価格は税込み53万2千円(建築面積100m²以下の場合)と従来品の50万円とほぼ同等の費用で設置できます。
制震パネルの構造耐力運用及びアルミ仕様の販売は平成18年7月1日から、またアルミ仕様は当面、狭小敷地での選択仕様(従来品の鋼製仕様も構造耐力壁として選択可能)で運用します。

 ミサワホームでは木質系住宅用以外の鉄骨系住宅用「MGEO-H」、在来木造リフォーム用「MGEO-R」においても構造耐力評価を取得する予定で、今後もすべてのお客様に究極の安全・安心がお届けできるよう更なるコストダウン、技術開発を進め、拡販を図っていきます。

■制震パネルの仕様変更
 今回の制震パネルのアルミ仕様の追加及び耐力壁評価に伴い、下表のように構成部材の仕様も一部変更となっています。
  現行仕様 新仕様
鋼製仕様 鋼製仕様 アルミ製仕様
姿図
制震装置本体 鋼製 アルミ製
センターピン スチール ステンレス
粘弾性ダンパー □70mm 高減衰ゴム
耐力壁評価 なし 1枚分
パネル重量 270kg 170kg

■木質系住宅用「MGEO」アルミ仕様


以 上
ミサワホーム株式会社
代表取締役社長 佐藤 春夫


* この件に関するお問い合わせ
ミサワホームホールディングス株式会社

広報部 中村 孝
村山 透

TEL 03-3349-8088
E-mail : Toru_Murayama@home.misawa.co.jp


※掲載内容は、発表時点のものであり、現在と異なる場合がありますのでご了承ください。
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