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平成19年3月14日
――在来木造リフォーム用制震システム――
MGEO-R(エムジオアール)「東京都耐震改修工法・装置」に選定
○安価で信頼できる木造住宅の改修工法として東京都より選定
○「耐震+制震」の次世代耐震リフォームにより建物の変形量を半減
*MGEO-R:Misawa Governance system for Earthquake Oscillation control-Reform
ミサワホーム株式会社(代表取締役社長 佐藤春夫)は、在来木造リフォーム用の制震システム「MGEO-R(エムジオアール)」を開発、一昨年の10月1日より販売をしており、これまでに100棟以上の受注を頂き既存住宅の耐震化を推進してきました。 このたび東京都が主催する平成18年度の「安価で信頼できる木造住宅の“耐震改修工法・装置”の事例募集」に応募、MGEO-Rは耐震改修工法部門において高い評価を頂き3月13日に選定を受けました。選定された事例は3月27日より東京都庁のギャラリーにおいて展示されます。 *MGEO-Rは実物を展示予定です 東京都は、昭和56年以前の旧耐震基準で建てられている木造住宅の耐震化を促進していますが、適切な改修方法がわからないなどの理由から、耐震改修は十分に進んでいません。このため、安価で信頼できる耐震改修工法や、地震から命を守るための装置等の実施事例を募集し、学識経験者等による評価委員会によって選定し、都民に紹介をしています。 ![]() |
MGEO-R制震壁の特徴 MGEO-R制震壁は内部に組み込まれた制震装置により振動エネルギーを吸収し、建物の振動を減衰することで、地震時の構造体への損傷を発生しにくくします。 制震装置には、住友ゴムグループのSRIハイブリッド社が開発した「高減衰ゴム」を使用しています。地震による建物の変位が、変位拡大機構(複合テコ原理を用いたミサワオリジナル機構)により増幅され、高減衰ゴムを大きく変形させることで、住宅の揺れを効率よく抑えます。 制震壁を構成する各部材は現場にて組立及び接合することで、クレーンなどの重機を使用せずに設置でき、狭小の建築現場への搬入を容易にします。また、既存木造住宅の様々な土台-梁の間の高さ寸法に対応するため、一部の木材を現場加工することで、制震壁の設置場所に合わせた高さ調整を可能としています。 |
■耐震+制震リフォームの流れ
設置にはまず耐震診断を行い、その結果、上部構造評点が1.0*2未満の場合は耐震補強設計および耐震補強工事を経て設置されます(1.0以上の場合は補強なしでMGEO-Rを設置します)。この「耐震診断」→「耐震補強設計」→「耐震補強工事」→「制震装置設置工事」の一連の流れをシステム化しています。MGEO-Rを用いた耐震補強は「診断+耐震化+制震性能の付加」を実現し、地震、風等による揺れを軽減、繰り返しの振動に対しても安定した性能を発揮します。
*展示会について
1・行事名 | : | 平成18年度 安価で信頼できる木造住宅の「耐震改修工法・装置」の展示会 |
2・場 所 | : | 東京都庁議会棟1階 都政ギャラリー(新宿区西新宿2-8-1) |
3・期 間 | : | 平成19年3月27日 〜 平成19年4月1日 |
4・展示物 | : | A1パネル2枚、実物模型、パンフレット等 |
* この件に関するお問い合わせ
ミサワホームホールディングス株式会社
広報部 | 中村 孝 村山 透 |
TEL 03-3349-8088
E-mail : Toru_Murayama@home.misawa.co.jp