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平成21年1月7日

--木質系3階建共同住宅--

「Belle Lead Urban3」を発売


○都市部の賃貸住宅経営に新発想「2階建+1層」
○片廊下&重層、マンションクオリティのスタイリッシュな外観
○マルチルームをプラスワン、1階の入居率をアップ


 ミサワホーム株式会社(代表取締役社長 竹中宣雄)は、都市部の単身世帯が安心・快適に暮らせるアパート新商品
「Belle Lead Urban3(ベルリード アーバンスリー)」を、1月10日より全国(北海道・沖縄を除く)で発売します。

 国土交通省の新設住宅着工統計によると、平成20年度上期(4〜9月)は、持家や分譲住宅が伸び悩む中、賃貸住宅は対前年同期比10.9%増と堅調に推移しています。また12月に発表された社団法人プレハブ建築協会の「平成20年度上半期プレハブ住宅販売実績調査」では、2階建以下の低層共同住宅が対前年同期比88.4%なのに対し、3階建以上の中高層共同住宅は161.1%と、特に高い伸びを示しています。これは金融不安、株安等で、土地オーナーが低リスクで堅実な賃貸住宅経営に注目していることの現れと考えられます。木造3階建共同住宅も堅調に伸びてはいますが、防火規制やデザイン面などの制約があり、税制面での有利性や狭小地での施工対応力を考えると、今後大きく市場開拓できる余地があります。
 一方、ユーザーの傾向としては都市部への回帰が継続するなか、単身世帯を中心とした総世帯数が平成25年までは伸びることが総務省のデータからも予測されています。「都会のひとり暮らし」人気は依然として高まっており、ひとり暮らしの対象者が望む仕様のニーズでは、「2階以上の部屋」を“絶対必要”もしくは“賃料次第”と考えている人が全体の約76%を占めています*。
*(株)リクルート 21C.住環境研究会調べ

 このような背景の中、ミサワホームでは木質系住宅の優れた耐火性能をベースに防火規制をクリアし、かつ敷地を十分に活用できる仕様・設備・デザインを採用した都市型3階建賃貸住宅「Belle Lead Urban3」を開発しました。主な特長は以下の通りです。

  • 3階住戸の玄関を2階に配置した「2階建+1層」の新発想
  • ボックスデザインとツートンカラーの組合せで、マンションクオリティのデザインを実現
  • 3階部分の外部階段・廊下が不要な「片廊下&重層」設計で建設コストとメンテナンス費を削減、敷地対応力も大幅アップ
  • 1階入居対策として人気の高いマルチルームを採用
  • エントランスホールを1カ所に集中させ、カラーTVドアホン付きオートロックシステムを標準装備するなど、優れた防犯性を確保
  • 部屋のアクセントになるキッチンカラーを5色からセレクト、半透明のフロスト素材を用いた間仕切など女性にも好まれるようなインテリアが充実

 運用はプランフリーの自由設計を基本としていますが、推奨3プランも用意し、初年度で100棟の販売を目指します。


■「2階建+1層」の新発想

 ミサワホームは、一般の3階建てアパートとは発想を変え、3階部分の外部階段・廊下をなくし、3階住戸の玄関を2階部分に設けて内階段で3階に上がる“2階建て共同住宅にプラス1層”という提案を新たに訴求します。
 このスタイルは3階部分の外階段・外部廊下の費用が掛からないため、建築コストを大幅に抑えることができるだけでなく、3階の共用スペースも生じないことからその部分のメンテナンスが不要となります。建物の劣化原因となる風雨や紫外線の影響を受ける1,2階の外階段・廊下は建物にビルトインしています。また、高い親水性で汚れを雨とともに洗い流す外壁材の採用などで将来のメンテナンスの手間・コストを削減、建物の資産価値を保ちます。
 近隣へのプライバシー侵害防止や日照を確保するといった、都市部における機能性の高いデザインに仕上がっています。
 また1階部分には内階段が無いので、その分をマルチルームとして活用。同一建物内において2,3階部分にはないゆとりのスペースがメリットとなり、1階の入居率アップが図れます。

■木造三階建共同住宅(木三共)の規制緩和要件を活用して敷地対応力を向上

 3階部分を共同住宅等、特殊建築物の用途に供する建築物は従来「耐火建築物」とすることが原則でしたが、平成4年の建築基準法改正により、防火上及び避難上の一定の技術基準に適合する準耐火建築物(1時間)であれば木造三階建共同住宅の建設が可能となりました。
 しかし避難経路を確保するため、建物の周囲(道路に面する部分を除く)に原則として3m以上の通路(空地)が必要とされ、都心部でニーズの高い3階建共同住宅においてはこのような配置は現実的でなく、普及の阻害要因となっていました。
「Belle Lead Urban3」は、この規制を緩和できる下記の3点を標準装備しています。

 上記により3mの空地確保が必要なくなり、敷地対応力を大幅に向上させただけでなく、「片廊下&重層」設計の採用で斜線制限にも柔軟に対応し、周辺環境にも配慮しています。

■高い入居率と節税効果

 2階建てと3階建てアパートを比較すると、建築費などのコストは嵩みますが、どちらも同じ住戸数の場合、全体戸数の中の1階戸数が占める割合が減り、空き室リスクが軽減されるとともにオーナーの心理的負担も軽く済みます。また2階以上は人気が高く、特に3階は眺望、日当たり、通風などが確保しやすいことから、高い入居率を維持できます。
 一方、資産運用の点からは木質パネル接着工法の耐用年数が鉄骨造(27年)やRC造(47年)に比べ22年と比較的短いため、短期間でより多くの減価償却費が計上でき、高い節税効果が期待できます。

■商品概要

商品名 「Belle Lead Urban3(ベルリード アーバンスリー)」
構造・工法 木質パネル接着工法
プラン 自由設計、推奨3プラン/片廊下&重層タイプ
参考価格

61.2万円/坪(税込) 片廊下重層タイプ(BAJ-2/355m²)の標準仕様の場合
*価格はプラン、仕様、地域によって異なります

販売目標 初年度100棟
専用HP http://www.misawa.co.jp/urban3/(1月10日開設予定)

■プロトプラン (BAJ-2タイプ)

1F床面積:129m²(39坪)
2F床面積:119m²(36坪)
3F床面積:106m²(32坪)
延床面積:355m²(107坪)
(インナーバルコニー、屋根掛け外部階段室含む)

*面積は小数点以下切捨

■外観(BAJ-2)

外観

■片廊下&重層設計(「2階建+1層」)概念図

片廊下&重層設計

以 上
ミサワホーム株式会社
代表取締役社長 竹中 宣雄


*この件に関するお問い合わせ先

ミサワホーム株式会社
経営企画部 広報・IRグループ  中村 孝 酒井和子
TEL:03-3349-8088
E-mail:Kazuko_Sakai@home.misawa.co.jp


※掲載内容は、発表時点のものであり、現在と異なる場合がありますのでご了承ください。
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