ミサワホーム株式会社(本社 東京都新宿区/代表取締役社長 竹中宣雄)は、市場シェアの一層の拡大を目指し、延床面積100m²(約30坪)以下のコンパクト市場をカバーする商品として、木質系戸建住宅「JUST SMART(ジャストスマート)」を10月8日に全国(沖縄県を除く)で発売します。 住宅市場は現在、市場規模とともに建築費及び延床面積もダウンサイジングの傾向にあり、市場全体におけるコンパクト市場の構成比を見ると約20%※を占めるほどになっています。一方で、ミサワホームの戸建住宅受注の内、100m²以下の建物の比率は約15%と市場規模には届いていないのが現状です。 ミサワホームは、これまでに木質系戸建商品ブランドとして、トップグレードのCENTURY(センチュリー)、ミドルグレードのGENIUS(ジニアス)、スタンダードグレードのSMART STYLE(スマート・スタイル)という主力3ブランドを展開しています。しかし、コンパクト市場に対しては、コストパフォーマンスに優れたSMART STYLEブランドの各商品が、延床面積100m²〜130m²を中心としたラインナップとなっているために十分な対応ができておらず、また、100m²以下でも多彩なプランニングやデザインが可能なCENTURY及びGENIUSブランドの各商品についても、自由設計の注文住宅であるために価格競争力が弱く、結果的にこの市場での受注が伸びていませんでした。 また、長引く景気低迷の影響から、若い世代を中心に生活者の価値観や消費傾向、ライフスタイルなどが大きく変化しており、従来型の標準的な家族像に向けた商品開発では対応できなくなってきていることから、今回、「本質価値」「本来価値」「ファスト」「ニッチ」というキーワードのもと、コンパクト市場及び新たなターゲットユーザーに向けて企画開発を行いました。 「JUST SMART」は、これまでの商品ブランドとは異なる戦略商品という位置付けで開発されているため、どの商品ブランドにも属さないノンブランド商品として販売します。 |
現在の戸建住宅購入者のボリュームゾーンは、「団塊ジュニア世代」ですが、今後は、20代後半から30代の「ポスト団塊ジュニア世代」に移行すると予想されます。この世代は住宅を初めて購入する1次取得者が中心で、土地も含めて購入するケースが多いことから、商品開発にあたっては建物のボリュームを抑えることはもちろん、性能や品質を維持しながらの低価格化を目指しました。これらの実現のために、センターコア設計や販売棟数の限定、工場稼働率を平準化するための生産時期の限定などの新しい手法を導入し、販売から生産・施工に至るまでの全工程を見直して効率化を図るなど、コストダウンを追求しています。 「JUST SMART」は、68m²(21坪)〜97m²(30坪)までの代表4プランをベースにした全99プランを用意、参考価格は、ルーフバルコニータイプの下屋付きで変形寄棟屋根の30坪のプランが、税込16,878,750円(建物本体価格/30-2W-1-A/標準仕様/東京都及び神奈川県の場合)です。建築予定の都道府県の建物本体価格については、10月8日からホームページで公開します。なお、「JUST SMART」は全国で500棟のみ、エントリー方式(申込金/税込105,000円)による申込順での販売となります。 |