ミサワホーム株式会社(代表取締役社長執行役員 竹中宣雄)は、ギャラリー「ミサワ バウハウス コレクション」(所在地:東京都杉並区高井戸西)において、10月22日(月)から2013年3月1日(金)までの間、企画展「バウハウスの素材」展を開催します。 造形学校「バウハウス」は、1919年ドイツに設立されました。デザイン、建築、造形教育において今なお世界に多大な影響を与えているこの学校は、建築のもとにあらゆる芸術を統合しようとの思想から、家具や照明器具、陶器や金属器などの日用品、テキスタイルなど、幅広い分野で新たな形態を目指して活動しました。閉校した1933年までの14年間という短い活動でしたが、そこでのさまざまな試みは80年以上経った現在でも生活の随所に生かされています。 |
近代デザインの基礎を築いたバウハウスは、それまで使われていなかった素材を積極的に取り上げたことでも知られています。例えばスチールパイプを用いた椅子「ワシリーチェア」。それはまさしく「素材の革命」でした。世界遺産となっているバウハウス校舎も、大胆に用いたガラスのカーテンウォールが新しい時代の象徴となりました。その他の分野でも、貴金属から離れ新たな活動領域を切り開いた金属工房や、化学繊維やセロファンなどの素材を積極的に試した織物工房などの様々な取り組みがあり、彼らはバウハウスを巣立った後も素材を意識したデザインを続けています。バウハウスの人たちにとって素材とは新しい可能性をひらく鍵だったのです。今回の展覧会では、素材をテーマに約115点の作品と活動を紹介します。 |