Good Design

ニューノーマル時代のその先へ
暮らしも空間も共有と共存が鍵

#健康・リラクゼーション

住宅業界唯一となる31年連続グッドデザイン賞受賞を果たしているミサワホーム。
そんなミサワホームが考える、これからの住まいのグッドデザインとは何か。
一級建築士として商品開発に携わる仁木政揮さんに、お話しをうかがった。

あらゆる課題を解決する住まい

――私たちの暮らしが大きく変わろうとしています。これからの住まいづくりにも、新しい考え方が必要なのでしょうか。

仁木 ニューノーマル時代の新しい生活様式に対応することも必要ですが、考えなければならない要素は他にもあります。共働き世帯の増加やワークスタイルの多様化。少子高齢化や年々伸びる健康寿命。幅広いライフスタイルに対応できることや、自然災害に耐える強さも必要です。つまりこれからの住宅に求められるものは、日常の快適性に加え、非常時も想定した、高い余力を備えた住まいといえるでしょう。

――とても多くの要素が求められていることに驚きます。もはや、暮らしのあらゆる要素に応えられる住まいが必要といえそうですね。

仁木 けれど、実はこれらはすべて、ミサワホームの住まいづくりがずっと大切にしてきたことでもあるのです。

可変性という新しい価値を

――2020年度グッドデザイン賞を受賞した「CENTURY Stylepro」と「CENTURY Stylepro HIRAYA」も、そんな考え方を具現化した住まいですね。

仁木 特長の一つは、使い方を限定しない大空間「シーズンリビング」を設けていることです。一人ひとりの自分らしい暮らし方に合わせて、自由に使える空間です。予期せぬ社会の変化や、将来的な暮らし方の変化にも対応できます。

――子どもの独立など、家族構成の変化にも対応しやすいですね。

仁木 家族同士の心地よい距離感をつくりやすいことも、シーズンリビングの特長です。使い方が限定されないので、一人ひとりが好きな場所を見つけやすい空間です。

――つかず離れずの距離感が好ましいと思う家族にもぴったりですね。

普遍的な価値も大切に

仁木 こうした新しい価値だけでなく、時代に左右されない普遍的な価値もしっかり実現しています。

――その価値とは何でしょうか。仁木 たとえば住まいが豊かで健やかな暮らしを実現できる場所であること。人と人、人と自然、家族同士のつながりを育む場所であること。そして家族を守ることができる安全な場所であることです。

――それらの価値はどのように実現されているのでしょうか。

仁木 ミサワホームは創立以来、さまざまな暮らしの提案や、数々の独自技術の開発などを積み重ねてきました。大収納空間「蔵」やスキップフロアデザイン設計。すぐれた耐震性・断熱性を維持しながら、本来なら相反する要素である大開口・大空間を両立できる 強靭な構造体。自然の心地よさを積極的に取り入れる微気候デザイン。これらの技術や提案は、すべて暮らしを豊かにすることを目的として考え出されてきたものです。たとえばスキップフロア・大開口・高天井がデザインされた大空間は、開放的な心地よさをもたらし、家族が思い思いのことを楽しみながら、お互いの気配を感じることができる程よい距離感を実現します。大収納空間「蔵」は、楽しみを広げたり、暮らしを豊かにするさまざまなモノを収納しておくことができ、大地震にも耐える強い構造体はそんな豊かな暮らしを守ります。さまざまな技術の相乗効果が大切にすべきことを高い次元で実現しているのです。

――ミサワホームの累計特許登録件数は住宅業界ナンバーワンです。そうした技術の裏打ちがあるからこそ、理想の住まいづくりの実現が可能なのですね。

仁木 根底にあるのは、主役はあくまで人という考え方です。ミサワホームの「ホーム」とは、人がいつでも安心して戻ってくる場所を意味する言葉でもあります。

――まさに暮らしに寄り添う住まいづくりですね。これからのミサワホームにも期待しています。本日はありがとうございました。