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Kitchen Trend

「調理」「収納」「掃除」の不変要素に
使いやすさとデザイン性をプラス

#キッチン#家事が楽#暮らしや趣味を楽しむ

新型コロナウイルスの感染拡大以降、著しく長くなっているのが家族の在宅時間だ。
自宅で食事をする機会も増え、毎日の暮らしにとってキッチンの役割はさらに重要になったといえる。
キッチンへの要望やトレンドなどは、どのように変化しているのかを探ってみた。

欲しいキッチンのベスト3

新型コロナウイルスの感染予防のために、「非接触」を意識する新しい生活様式が求められている昨今、外出自粛によって消費が低迷する一方、「巣ごもり」に関連した消費が拡大傾向にある。家族の在宅時間も長くなり、家で料理をする回数も増えている。それに伴い、大きくなった家事の負担を少しでも軽くしたいと考える人や、むしろ積極的に家事を楽しんで、在宅によるストレス解消の一助にしようと考えている人もいる。たとえば、食品のまとめ買いやつくり置きをする方が増え、自動調理鍋やホームベーカリーといった調理家電が人気となっているが、これらも、そうした状況の表れと捉えていいだろう。キッチンの使用頻度が高まっている今、キッチンにはどのような要素が求められているのだろうか。大手住宅機器メーカー「リクシル」では、キッチンについてのさまざまな意識調査を行っている。LWT Japan キッチン事業部 キッチン商品部 デザイン・先行技術推進室の溝田知子さんにお話しをうかがった。「最近の調査では『調理のしやすさ』『収納のしやすさ』『掃除のしやすさ』という要素が、欲しいキッチンのベスト3という結果が出ています。実はこの3つの要素は、昔から変わっていません。リクシルでは、時代やトレンドが変化しても、変わることのない不変の要素と捉えています」

使いやすいキッチンとは

不変要素ではあるものの、中身は少しずつ変化しているという。「たとえば収納では、以前は収納量が最優先でしたが、量だけを競うという考え方は下火になっています。今は断捨離の時代。なんでも揃えるというよりも、こだわりのモノを手に入れて、余計なモノは持たないと考えている方が増えています。とはいえ、ある程度の収納量が必要なのは今でも変わりません。実際、買い置きした食品や、調理家電の置き場などに不満を感じている方も少なくありません。こうした量という要素に加え、出し入れのしやすさを重視する方が増えています」出し入れのしやすさは、家事の時短にもつながる大切な要素。たとえ収納スペースがたっぷりあっても、使いたい調理器具をすぐに取り出せなければ、作業効率が悪くなり、料理をしようという意欲も萎えてしまう。「ひと口で調理のしやすさといっても、作業台の広さやキッチンの高さなど、さまざまな要素が関係してきます。収納の出し入れのしやすさも重要で、キッチン単体の機能性だけでなく、収納や動線も含めてトータルで考えることが、作業しやすいキッチンを手に入れる秘訣です」

最新の人気アイテムは

人気の高い最新アイテムについてもうかがった。「特に人気なのはハンズフリー水栓です。食洗器を使うときの予洗いで、いちいち水を出したり止めたりする手間が省けるなど、料理の際も便利ですが、昨今の『非接触』という意識に合致することも人気の理由だと思います。また、セラミック製のワークトップが人気で、お手入れもしやすく、高級感が魅力です。収納については、少し開くだけでモノが取り出せる引き出し収納が、当社でも人気商品になっています」

デザイン性を大切にする声も

ベスト3の要素の他に、近年ではデザイン性を求める声も増えているという。「デザイン性への要望は以前からあるのですが、在宅時間が長くなり、自宅で料理を楽しむ機会が増えたことから、視界に入ることが多いキッチンを住まいのインテリアの一部と考えようという方が、一段と増えている印象ですね」機能性のみならず、インテリアとしての役割も広がりつつあるキッチン。しっかりと検討して、住まいづくりに取り組みたい。