2012.08.02
前回、MJ Woodで採用している金物接合についてご紹介しましたが、今回はこの金物工法の強さを確認する実験を見学してきましたのでレポートします。実験は在来仕口との比較で行われました。
在来仕口とは、在来工法で一般的に採用されている接合方法です。
この接合方法は接合部の木材を多く削るため金物接合と比べ、接合強度で差が出ると考えられています。
実験では、住宅の柱と梁に見立てH型に組んだ木材を使用しました。
梁にあたる部分に機械で力を加え、接合部分が破損するまでの強度を計測しました。
まずは、在来仕口。
力を入れていくと接合部が徐々に下がっていき、最後は接合部の木材が破損。
最大強度は63KN。
(KN = 力の単位)
続いて、金物工法。
こちらは力を与えても、接合部が動くことなく耐え、最後は金物が壊れるのではなく、金物に結合している木材が破損。
最大強度は122KNと在来仕口の約2倍。
金物接合は高強度であることが証明されました。
他にも在来仕口に比べ、勝る点がありますので、興味がある方は是非、MJWoodのHPをご覧下さい。