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木造住宅の豆知識2013.07.12

朝日が降り注ぐ、さわやかなキッチン

本日、20代から30代の若い世代の方向けの新商品「Season n(シーズンエヌ)」を発売いたします!

「Season n(シーズンエヌ)」は、木の素材感を活かしたナチュラルテイストのインテリアをベースに、家族の変化などに合わせて空間の用途を変えられる“田の字”プラン、ライフスタイルに合わせて自由に手を加えられる「余白空間」をご提案しております。

私も先日、完成した建物を見てきましたが、木の香りがとてもすがすがしく、ナチュラルな空間がお好きな方には、特におすすめです♪

新商品「Season n(シーズンエヌ)」詳細はこちら

さて突然ですが、皆さまのご自宅のキッチンは家の中のどこにあり、どの方向を向いていますか?古いお住まいですと北側に配置されていたり、また比較的新しい建物の場合はダイニングに向いている対面式キッチンが多いでしょうか。

新商品「Season n(シーズンエヌ)」は南面にキッチン・ダイニングがあります。
なぜ、あえてキッチンを一番日当たりの良い南面に配置したかを、戦後のキッチンの歴史を振り返りながらご紹介したいと思います。

戦前は暗くて寒い北側にあった台所ですが、明るくて暖かい南側へと移るきっかけとなったのが、戦後、住宅不足を解消するために誕生した日本住宅公団(現:独立行政法人都市再生機構)の「ダイニングキッチン」です。

そもそも「ダイニングキッチン」とは、それまで食事の時はちゃぶ台を広げ、寝るときはちゃぶ台をたたんで同じ場所で布団を敷くという日本人の生活を、「食寝分離(食べる場所と寝る場所を分離する)」の生活に変えるために作られた空間でした。また公団の住宅は最小限の面積でなるべく安く作る必要があり、同じ空間に台所と食堂の機能をもたせた結果でもありました。

台所が南側に移った理由ですが、公団の初代住宅計画部課長が、北側の寒い台所で震えながら炊事をする妻の姿を見て「南側の暖かい場所に台所をつくろう」と思いついて実現した、というエピソードがあります。
(NHKプロジェクトX 妻へ贈ったダイニングキッチン 勝負は一坪・住宅革命の秘密)
当時の建築家たちも「ダイニングキッチン」を南側に配置させることを理想としていたり、世の中が男女平等に向かう中、女性の地位向上のために主婦の家事労働の場の改善に目が向けられた、という背景もあるそうです。

キッチンの流行でもう一つ忘れてはならない存在は、対面式キッチンでしょうか。
戦後の住宅雑誌『新しい住まいの設計』掲載のプラン傾向を分析した研究※によると、対面式キッチンは1975年から増加し、2002年以降過半を占めています。

対面式では、壁に向かって料理をしていたお母さんが、家族のいる方を向いて料理できるようになりました。同研究によると、流し上部の垂れ壁や吊り棚を取っ払った「アイランド型」も1995年以降増加しています。料理をする人と家族の隔たりをなくし、より家族の一体化をめざした形が出てきたのですね。

かつては家の隅にあったキッチンですが、時代の流れとともに、ただ料理をするだけでなく、どんどん家族のコミュニケーションが取りやすい形へと姿が変わってきたのですね。

家族の団欒の場と一体となったオープンキッチンは、共働き家庭が増えた現代において、より少ない時間でコミュニケーションを取るのにもふさわしい形といえるのではないでしょうか。

新商品「Season n」でも、窓から朝日が降り注ぐ、南面のキッチン・ダイニングをご提案しています。家族が多くの時間を過ごす、キッチンとダイニング空間を一体化させ、一番良い場所に配置しました。お住まいをご検討の際はご参考にされてはいかがでしょうか。

新商品「Season n(シーズンエヌ)」詳細はこちら

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