2013.10.10
こんにちは!MJ Wood住まい相談室です。
朝夕はずいぶん涼しくなり、秋の気配も感じられるようになってきました。
「スポーツの秋」「食欲の秋」「読書の秋」・・・。皆様は何の秋を予定されていますか?
今回のぶらり旅は、木を使った素敵な建物をご紹介します。
場所は横浜市にある馬場花木園という庭園。
(実は私の住まいの近所なのです。)
この庭園は丘陵地帯の斜面を利用して、牡丹や菖蒲、桜や梅などが沢山植えられており、遊歩道を散策しながら四季折々の花木や草花が観賞できるようになっています。
庭園の中を歩いていくと中央にはとても印象的な建物が建っています。それは茶会などで利用される休憩棟なのですが、和室全体がガラスで被われています。
まさに、伝統的な日本建築と近代建築が融合しているような建物です。
構造体が鉄骨でできており、柱が細くて済むためガラス面が大きく取られています。
これにより周囲の自然を取り込んだダイナミックな建物になっています。
3方向ガラス張りなので、室内からも花や木をパノラマで見渡せるようになっています。
さらにガラスは引戸で、全て開け放つと和室と外の庭園が一体となるように出来ています。
外部はモダンな建物のイメージですが、中に入ってみると、日本家屋の伝統的な2間続きの和室になっています。
この伝統的な日本建築である和室にも、実は近代建築の要素が組み込まれています。
例えば、部屋の外周の欄間と天井の間には透明ガラスが配置されています。伝統的な和室には無いデザインですし、そもそも木造建築ならば構造的に成り立ちません。鉄骨造だからこそ実現したこの空間では、透明ガラスが外部からの光をやわらかく取り込みながら、天井が浮いたようにも見える不思議な視覚的効果も演出しています。
また、天井の照明も特徴的です。シンメトリーな空間にランダムな照明器具が配置されることで、デザインにアクセントが加わっています。
これは、「伝統」と「先進技術」がうまく融合した事例ですが、実はミサワホームのMJ Woodも伝統的な“木造軸組工法”と“先進テクノロジー”をうまく融合させた住まいなのです。
(この休憩棟はMJ Woodではありませんが。。。)
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また、素敵な建物があればご紹介したいと思います。