2013.12.12
こんにちは!MJ Wood住まい相談室です。
師走に入りました。忘年会やクリスマスなど、楽しい行事がいっぱいの季節ですね。
皆さまもクリスマスの飾りつけなど、されていますか?
先日、実家に帰ったらクリスマスツリーが飾られていました。
気付いたら、20年以上も同じクリスマスツリーが毎年飾られています♪
寒さに負けず、年末のイベントを楽しみましょう!
今回のぶらり旅は、歴史ある素敵な建物をご紹介します。
静岡県御殿場市東山にある、「岸 信介 邸」に行ってきました。※一般公開されています(1階のみ)。
皆さんもよくご存知の通り、岸さんは昭和を代表する政治家で第56、57代内閣総理大臣を務めた方です。
現、安倍首相の祖父にあたります。
御殿場アウトレットモールから程近いところにあるのですが、竹林が覆い茂り、邸宅の存在すらわからない環境でした。敷地に入るにはこちらの門からになります。
門をくぐり、広々とした竹林の中をしばらく歩いていくと、大きな白い数奇屋風の建物が見えてきました。
さすがに、昭和を代表する政治家の邸宅ゆえに風格が感じられます。
玄関は正面中央に配置され、中に入ると広い玄関ホールがあります。
玄関ホールといっても、部屋がひとつできるくらいの広さです。
置かれている家具も、この邸宅に合わせて製作されたものだそうです。椅子の座面が低めにデザインされており、落ち着いた座り心地です。現代からみても、モダンな家具ですね。
リビングに入ると、美しい庭園が飛び込んできました。岸さんは、ソファーに座り、庭を見ながら過ごしていたそうです。
真壁造りと重厚で大きな照明器具がレトロな昭和モダンのインテリアを彷彿とさせてくれます。
リビングの隣にはダイニングがあります。間仕切り建具を開けることで、リビングダイニングとして一体に利用できます。また、床の段差もフラットに納められ、バリアフリーとなっていました。この時代には、まだバリアフリーという言葉は存在していませんが、設計者の計らいが感じられます。
照明器具は天井に埋め込まれ、リビングの化粧梁と合わせて空間の連続性が感じられました。
要人との会食も、こちらで行われていたようです。
キッチンは、白を基調とした空間でした。現在のキッチン設備と比べれば、とてもシンプルですが、換気扇を隠したり、天井の蛍光灯も、蛍光灯の形状に合わせて天井に埋め込むなど、詳細にデザインされています。
邸宅の西側にあるのが和室です。
和室の縁側から見える庭園が借景となり、和室の一部として非常に美しい空間になっていました。
多種多様な植物に囲まれた庭園は、かつては海外のお客様も散策されたそうです。。。
今回のぶらり旅は、1969年に建てられた伝統的な数奇屋建築の美しさと、現代的な住まいとしての機能を両立した大変美しい建築物でした。
設計は、建築家・吉田五十八です。
MJ Woodの建物も、伝統的な“木造軸組工法”とミサワホームの“先進テクノロジー”が融合した、新しい木の住まいです。
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