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木造住宅の豆知識2013.12.26

目の錯覚?部屋を広く見せる工夫をご紹介!

こんにちは!MJ Wood住まい相談室です。
今年最後のMJ Woodマガジンです。クリスマスも終わり、気分はもう年末年始モードの方も多いかと思われます。
MJ Woodマガジンも今回で36回目を迎えました。来年もさらにパワーアップし、お役に立つ情報をお届けできるようにしたいと思います。
さて、年末年始は9連休の大型休暇の方も多いかと思いますが、お正月はご家族、ご親戚の集まる良い機会ですので、是非マイホームの計画をすすめてみてください!

広く見える?広く感じる?工夫について

みなさんもよく見たことがある錯覚の図形ですが、


これはミュラー・リアーの錯視(錯覚)とよばれる図形です。
同じ長さの棒に向きの違う矢印を付けただけで、長さが違って見える視覚のトリックの1つです。

このような視覚のトリックは、住まいづくりにも活かす事ができます。
今回は、視覚的な工夫を用いて部屋を広く見せることが出来る事例を御紹介いたします。

(1) 色の工夫

・色の明度(明るさの事)と彩度(鮮やかさ)について
*明度とは「明るい」と「暗い」を表現し、より明るい場合を明度が高い、より暗い場合を明度が低いと表現する。
*彩度とは「鮮やかさ感」と「くすんだ感」を表現し、より鮮やかな場合を彩度が高い、よりくすんだ場合を彩度が低いと表現する。

まずは2枚の写真を御覧ください。どちらが広く見えますか?

A:明度(低い)・彩度(低い)天井と床の例  B:明度(高い)・彩度(高い)天井と床の例

Bが広く見えたと思いますが、これはAよりもBの方が明度、彩度とも高いのが理由です。
逆にAは、明度は低く、彩度も低いのでBに比べて一般的に広がりを感じない。ぎゅっと締まった感じに見えるので、広く見える・感じさせるには、Bの方が効果的な色合いになります。正面の壁面の色も実際は同じ色合いですが、床・天井が暗い事で壁面も暗く感じませんか?

(2) 家具の選定

・背後の壁面がより多く見えたり、目線の邪魔にならない、背の低い家具を選ぶ。

下記のCとDでは、Cの方がより壁面が多く見える事で、広さを感じます。視線が通ることで、部屋が広く感じられる錯覚がおきます。

C:背もたれが低い家具  D:背もたれが高い家具

(3) 内部建具

・天井がつながって見える事(視線を遮らない)で、広く感じる。

下記のEとFでは、Fの天井までの高さの建具(更に建具の枠が無い)の方が、天井と建具の間に壁がある場合よりも広がりを感じます。

E:入口上部の天井がつながっていない場合  F:入口上部の天井がつながっている場合

天井面がつながって見えることで、視線が途切れない効果を生み出す建具です。

こちらは、【MJ Wood】で取り扱いをしている「KMスタイル*1」シリーズの建具です。

天井面を見上げた写真。建具の上枠がないのでスッキリ見え、視線が途切れません。

*1・・・「KMスタイル*1」は、神谷コーポレション株式会社にて製造している製品です。

これ以外にも広く感じる、広く見える工夫はいろいろありますが、年末年始に住宅展示場に訪れる際には、そんな工夫を探しながら、見学するのも楽しいかもしれません。

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