2014.03.27
こんにちは!MJ Wood住まい相談室です。
だんだん暖かくなってきて、春めいてきましたね。
私は先日、近所の河川敷に散歩に行ったら、ピンクの河津桜が満開でしたよ!
花粉症の方は辛い時期かと思いますが、ゴールデンウィーク頃まで乗り切りましょう!
みなさんの身の回りにある木材って、どれくらい種類があるかご存知ですか?
「家の構造体になる木」「家具に使われている木」「ガーデニングに使われている木」「家電に使われている木?」など、数多くの種類がありますよね。
今回のぶらり旅は、富山県にある材木屋さんからのレポートで、木の種類と木の特徴についてレポートしたいと思います。
写真は、イペ・ジャラ・キリ・オウシュウアカマツ・ケヤキ・スギの木を天秤に掛けて重さを確かめてみる装置です。
スギとキリを天秤に掛けてみると、スギのほうが重いことが分かります。
皆さんも、ご存知の通り、スギの木はやや軽軟で比較的狂いが少ない材料で建築物の構造体に使われています。
キリの木は湿気を通すことがなく、桐ダンスでも有名で家具に使われていますよね。
また、イペとスギを天秤に掛けてみると、イペのほうが重いことが分かります。
イペは、重硬で反りやひび割れが少なく、外部のデッキ材に使われています。
このように、3種類の木を比較してみても、重さが異なるのが分かりますし、使われている用途も異なることがわかります。
木の性質は、細胞の違いから発生します。
スギの木は細胞と細胞の間に空気がたくさんある為、軽くて柔らかいという性質があります。
イペの木は、空気の割合が非常に少ない為、重くて硬くなるというわけです。
また、木にはクセがあります。
写真でもわかるように、木には繊維方向、半径方向、年輪方向の3方向があります。
同一部材でも、方向によって強度や乾燥収縮が異なりますので、写真のように割れたりすることも多くあります。
そういった木材の欠点を克服した材料が「集成材」です。
集成材は、製造工程において、木の節や割れなどの個性がある部分を除去し、品質が均一で強度のバラツキがない材料のみで構成されています。
そして、含水率が15%以下まで乾燥させた木材を使うので、狂い、割れ、反りの少ない部材です。
断面も長さも自由自在に調整できる木材で、木材の新たな可能性を引き出しています。
集成材は、ラミナ材を接着して構成されています。果たして、接着している部分から剥がれていくのではないか?なんて思う方がいるかもしれません。
集成材を薄くスライスしたものを、手で割ってみました。
木材の接着面で剥離は起きず、木部に亀裂が入って破壊が起きました。
これは、木材と接着層の結合が強く、木材の強さ以上であることがわかります。
ミサワホームの「MJ Wood」は、集成材を使用した耐震木造住宅で、耐震性はもちろん、品質を大きく向上させることで、末永く安心、安全、快適に暮らせる、日本の新しい家です。