2014.10.16
街中を歩いていると上着をきている方が多く見受けられるようになりました。少しずつ秋の気配を感じる事が多くなってきています。私は先日、高尾山へ山登りに行き、ほんの少しではありますが紅葉が始まり、風も心地よい感じになっていました。 往復3時間ぐらい掛けての軽い山登りでしたが、心地よい汗をかくことが出来、良い運動になりました。スポーツに秋、読書の秋、食欲の秋、皆さんはどのように秋を楽しまれますか?
今回は、間取りの不思議シリーズ 第1弾
「どこにいった応接間?」 についてです。
仕事柄多くの間取りを見るのですが、ふと「そういえば、応接間のある家ってないな・・・」という事に気になって少し調べてみることにしました。
そもそも「応接間」とは・・・
調べてみると、一般の住宅に普及したのは戦後になってからで、人々の生活スタイルの西洋化と共に間取りに取り入れらた来客専門の部屋で、設置されている家具や家電品は西洋スタイルであり、舶来品の洋酒や来客用のカップやグラスが陳列できるカップボードが備え付けてあるということがわかりました。
では、間取りはどのようなものか。探してみるとなかなか見つからず、身近なところでかつて祖母が住んでいた家の間取りを書きおこしてみました。
この家は昭和30年頃に中古で購入したそうで、当初から応接間と台所の床は板貼りだったようです。竣工当初(戦後まもなく?)から洋間として使う前提だったと思われ、壁の仕上げも他の部屋は土壁でしたがこの部屋だけ布クロスでした。
また、ガラス扉のカップボード内には、形の変わった洋酒のビンや使用しているのを見たことが無いグラスやカップが数多くおいてあり、子供だけでは決して入ることが許されない不思議な緊張感がある部屋でした。
そんな応接間はどこにいってしまったのか? 仮説として
来客がない家庭が増えたか?
そのスペースを他の部屋に利用した家が増えたから?
そもそも応接間自体のスペースを確保(予算や面積制限)出来ない?・・・・・・
などいろいろ推察できますが・・・・
おそらく生活スタイルの変化と合理的に間取りを作ることを優先してきた結果ではないかと思われます。
リビングを家族の憩いの場所だけにするのではなく、時には来客をもてなす場所として考えるようになり、それが一般化している事が、応接間をどこかへやってしまったのではないかと思います。
では現代の応接間と呼べる様なリビングは無いのでしょうか?
ハイあります!!!
現代の応接間を兼ねたLDKを提案している、アルビオコート・一橋学園です。
Rの断面形状の廻縁(マワリブチ:天井と壁の境に取造作)や窓やドア廻りを装飾しているモール材とかなり洋風テイストあふれるインテリアに仕上げており、個人的には現代の応接間ではないかと思っております。
いかがでしたか? まだまだ間取りの不思議はあると思いますが第2弾をお楽しみに。
現代の応接間があるとして紹介いたしました「アルビオコート・一橋学園」の更に詳しい情報は、下記の特別サイトにて公開しております。ぜひ一度アクセスしてみて下さい。