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第2章 住まいのお手入れと管理の基礎知識

自分でできる年1回の定期点検

建物の傷みは、発見が早いほど補修はかんたん。コストも少なくてすみます。年1回は住まいのチェック日をつくって、 ご自分の目でお手入れや補修の必要カ所を点検しましょう。傷みの程度や場所によっては、ミサワホームの点検や補修・ 改修工事の必要がでてきますが、「こまめに手入れを行う」ことが構造体の劣化を防ぐことにもつながります。

定期点検チェックポイント
屋根・フラット屋根・スノールーフ*寒冷地 (地上、窓やトップライト、バルコニーから点検)
・屋根材の破損はないか
・はがれ、ズレはないか
・表面が劣化していないか
・色あせはないか
天井
・シミはないか
雨樋・フラット屋根排水路・スノールーフの横樋*寒冷地
・排水状態はよいか
・枯れ葉やゴミは詰まってないか
・変形や取り付け不良はないか
外壁
・亀裂や破損はないか
・著しい汚れはないか
・シーリング部分にヒビ、破損はないか
・はがれ、ふくれはないか
・カビや藻は生えてないか
バルコニー
・排水状態はよいか
・枯れ葉やゴミは詰まってないか
・床にたわみ、変形はないか
浴室
・窓、出入口の枠に腐れはないか
・タイルにヒビ割れはないか
内壁
・シミやカビはないか
床
・きしみ、変形はないか
給排水管(キッチン、洗面所)
・水漏れはないか
基礎部
・樹木が接近して植えられていないか
・シロアリの蟻道がついてないか
・亀裂(O.5mm以上)がないか
基礎換気口
・物を置いて通風を妨げてないか
床下(点検口から潜る)
・床下の地面は乾いているか
・風通しはよいか
・木部が湿ったり腐ったりしてないか
・防蟻シートの脱落、やぶれはないか

地域別チェックポイント

地域によっても、劣化する場所や耐用年数に違いが出てきます。
寒冷地域と凍害地域では
・セラミック
・タイルなど窯業系の外装材
・外壁サイディング
・彩色スレート屋根材
・コンクリート部分
シロアリの生息域では
ヤマトシロアリの被害は木材の腐朽とともに発生し、建物の脚もとに集中します。
イエシロアリの被害は木材が腐っていなくても、土台、小屋梁など建物の脚もとを中心に上部まで達します。
塩害地域では
海岸線に近い地域は、主に外まわりの金属部のサビが早く進みます。とくに露出している屋根金物やシャッターボックス、サッシなどをチェックしましょう。
ヤマトシロアリ イエシロアリ ヤマトシロアリ イエシロアリ 海岸線の地域

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