カフェ&レストラン屋根を葺き替え、外壁も塗装して美しく蘇った印象的な外観。屋根材は天然石のチップをコーティングした重厚感のある鋼板素材。耐久性、静音性にも優れています。庭に面した広々明るいリビングには、新築当初の造作家具が現役で活躍中。ご夫婦は「多いときは20人近くの友人が集まって、ここでホームパーティーが始まります」とにっこり。ご夫婦とリフォームエンジニアの慶野ひとみ(左)。「慶野さんが親身になって、私たちの暮らしや好みに合った提案をしてくださいました。リフォーム後も気遣ってもらえるからうれしくて。今ではLINE友達です」とIさま。M-15ルームを設けるなど、住空間もお二人の生活に合うスタイルに変えました。 この家をこよなく愛するIさまがリフォーム時にこだわったのは、新築当初の愛着の深いしつらえと調和させることでした。 「特に玄関ホールの階段の雰囲気が好きだったので、これは残したくて。しかも上に行くにつれて段差が低くなる気配り設計だから、高齢になっても上がるのがラクなんです。義母は96歳で亡くなる一週間前まで自分の足で上がっていました。足腰が丈夫だったのは、きっとこの階段のおかげです」と目を細めます。 2年前に70歳でリタイアされたIさま。今は趣味のゴルフを楽しみ、ご夫婦で家庭菜園の世話をする悠々自適の毎日。お酒がお好きなご夫婦は、「今日はワインにする? 日本酒にする?」などとお酒の種類を決めてから、それに合った献立を奥さまが用意されます。ご友人たちを招いて、奥さまのおいしい手料理で歓談のときを楽しまれることも多いそう。 「木質パネル接着工法だから、今も気密性が高くて冬は暖かく過ごせますし、風通しもいいので夏も爽やかです。こんないい生活をしていていいのだろうかと思うぐらい幸せですね」と顔をほころばせるIさまです。リフォームで美しく蘇り37年を経た今も快適
元のページ ../index.html#13