ミサワオーナーズマガジン 2018 Spring&Summer
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M-08 日本の住文化の未来へ向けたさまざまな研究開発に取り組んでいるミサワホーム総合研究所の西尾氏に、今注目の「新しい仕組み」や、未来の住空間における楽しい構想について聞いてみました。 「ドラえもんのひみつ道具が現実になりつつあるような、新しくて面白い商品やサービスがたくさん生まれています。利便性だけではない付加価値をどれだけつくれるかが、生活に根付くポイントではないでしょうか。また、住まいの価値を高めるためにも、暮らしをエキサイティングに楽しめるような新しい仕組みをつくれたらと思っています」 ただし、西尾氏はそれだけではいけないとも話してくれました。 「新しい技術は、思いもよらないところに危険な使い方が潜んでいます。ミサワホームではそういった事例の検証も行っています。これからは住まい自体が住人の命を守るような仕組みにも取り組んでいきたいですね」 より快適で安全、エキサイティングな未来の住まいとはどんなものなのか。少しのぞいてみましょう。Living 0f Future家電などのリモコンをスマートフォンなどで集中コントロールする、ネットワーク接続型の高機能学習リモコン。自宅だけでなく外出先からも家電をコントロールでき、オリジナルのリモコン画面を作成することも可能。http://i-remocon.com「ミサワホームの渋谷住宅展示場にも設置しており、僕のスマートフォンからも展示場の電気のオンオフを行うなどができます。家中の電気使用状況を見える化する『HEMS』とセットになったモデルなど、使い方の広がりもいろいろと考えられますね」(西尾)グラモ 「iRemocon」家の中からリモコンがなくなる?移動、物流、物販など多目的に利用できる、自動運転技術を利用したモビリティ・サービス専用の次世代EV(電気自動車)。用途によって柔軟に変化することができ、2020年には、一部機能を搭載した車両で、東京オリンピック・パラリンピックのモビリティとして大会の成功に貢献していく構え。「販売店やレストラン、ホテルなどの空間が自分のところに『来て』くれるし、一緒に『行く』こともできる。これはある意味『どこでもドア』ですよね」(西尾)トヨタ自動車「e-Palette Concept」使い方で姿を変える、モビリティ・サービス100%電気エネルギーを動力とした超小型、超軽量のモバイルeバイク。排気ガスがなく環境に優しい。折りたたんで持ち運べるため、車のトランクに入れて旅先やキャンプシーンで楽しむなど、使い方も広がる。https://upq.me/jp/upq_bike/me01/「UPQ BIKE me01はすでに実用化していますが、写真のバイクは試作品で、ミサワホームのM-Wood2を使ってつくってもらいました。バイクなのに木の質感、というのが実現できたら面白いのではと開発を進めています」(西尾)UPQ 「UPQ BIKE me01」折りたためて運べる小型電動バイクミサワホーム総合研究所フューチャーセンター 市場企画室主任研究員西尾英樹出典:TOYOTA Global Newsroom

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